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結婚相談所の入会者は、平均何回のお見合いで成婚しているか?

ブライダルチューリップ

 寺社コンと提携している結婚相談所・ブライダルチューリップ。こちらから先日、結婚相談所の統計資料を頂きました。

 そこに書かれていたことは、結婚に結びつきやすい方と上手くいきづらい方の具体的な生データです。そこで今回はほーりーが見つけたトピックスを、数字を交えて紹介します。

 まず何よりもすぐに目に付いたのは、お見合い回数の傾向です。この数値を知るだけでも、婚活(結婚相談所を利用するにせよ、寺社コンのようなイベントに参加するにせよ)への心構えは変わります。

結婚相談所の成婚者は、お見合いを10~12回は行っている

 結婚相談所には「成婚」という言葉があります。これはお見合いした男女がお互いに結婚への意志を固めて退会することを指します。

 そこから実際に結婚するには家族との顔合わせや結納、入籍届けの提出などがありますが、ここまでくれば結婚相談所がサポートできる範疇ではありません(会員さんも会費を払い続ける意味はありませんし)。そこで正式な「結婚」と区別するために「成婚」という言葉が使われます。

 まあ、そんな言葉の定義はともかく、頂いたデータには「成婚者が平均して何回お見合いしていたか?」というデータが載っていました。それによると男性は19.6回、女性は14.1回です。

 また平均はごく少数の極端な人がいることで、数字が大きく変わります。例えばお見合いを100回していた人がいたら、全体の数字は実態より高く見えるでしょう。

 そこで統計の世界ではデータを小さい順に並べてちょうど中央にあるデータ(中央値)を使うこともあります。これによると男性は12回、女性は10回となっていました。

 これらをまとめると、以下の表になります。

成婚者のお見合い回数 平均値 中央値
男性 19.6回 12回
女性 14.1回 10回

 つまり結婚相談所で成婚者のお見合い回数は、10~12回を中心に正規分布のような形を取ります。そして一部に何十回とお見合いを繰り返し、ようやく相手を見つける方がいることが分かります。

結婚相談所の成婚者は、他より2~4倍お見合いしている

 頂いた資料には成婚に至らずに退会した方のお見合い回数も載っていました。それによると平均値は男性で9.6回、女性で7.6回です。また中央値は男性で3回、女性で4回となっていました。

退会者のお見合い回数 平均値 中央値
男性 9.6回 3回
女性 7.6回 4回

 これはつまり上手くいかなかった人は、男性では成婚者の1/2~1/4程度、女性でも1/2~1/3程度しかお見合いをしなかったことになります。

 退会者には人によって様々な事情があります。中には続けたいけどやむにやまれぬ理由があった方もいるでしょう。

 しかし統計情報で紐解くなら、成婚に結びつかなかった方の理由の多くは、途中でやめてしまったからです。頑張れば良い相手が見つかる人であっても、投げ出してしまったのであれば結果が出るはずはありません。

 特に傾向が顕著な男性側で語れば成婚に結びついた方は12人も女性と会っている一方で、上手くいかなかった方は3人程度で終わっています。漫画のように「あきらめたらそこで試合終了ですよ」などと言うつもりはありませんが、他人は4倍めげずに続けていたというのは、自分を奮い立たせる上でも参考数値になるのではないでしょうか。

年齢によっても異なるお見合い回数

 上記で紹介した平均値・中央値は、会員の全年齢で見たデータです。これを年齢別に区切ると、さらに具体的な実態が見えてきます。

 成婚者のお見合い回数は多少のばらつきはありますが、男女ともに40代を頂点に山なりに分布しているのが分かります。

結婚相談所の年代別お見合い回数

 これが意味していることは、若い世代は比較的早めに決まる方が多い一方、40代に入ってくるとくじけずに進む精神が大事になってくるということです。

 そして50代に入ると早めに決まる割合が上がるのは、全体として選択肢が狭められていくためかもしれません。ただしこの年代に入るとそもそもの成婚確率が大きく落ちてくるため、成果の出やすい人のみで数字が構成されている可能性もあります。

 参考:結婚相談所への入会は、何歳から検討した方が良いのか?

ということで、、、

 結局、今回の結論は「数をこなす大切さ」です。これには2つの有利な点があります。

 ○そもそも出会いの数が増えるため、上手くいく確率が上がる
 ○場慣れしたり失敗分析を行うことで、恋愛経験値が上がる

 寺社コンでも最初はガチガチに緊張して異性と全く話せなかったけれど、何度か参加するうちに慣れてきて結婚に結びついた方がいました。

 結婚相談所であればカウンセラーさんから客観的な意見や評価を頂くこともできるので、経験値はさらに高まることが期待できます。

 しかしお見合いしてもお見合いしても上手くいかない。特にお断りされることが続いたとしたら、それは心が折れるものです。

 その時にもうだめだと諦めてしまうか。周りもたくさんお見合いするのが普通なんだと、もう一度立ち上がっていけるのか。それは結婚できるかどうかの分かれ目といっても過言ではありません。

 ブライダルチューリップのカウンセラーさんからお話を伺った時は、メンタルケアの大切さも強調されていました。

 参考:泥臭くて地道な、結婚相談所カウンセラーというお仕事

 多くの場合、入会時にはやる気もMAXに近いので、どんどんお見合いを申し込みがちです。しかし休日のすべてをお見合いに当てるような過ごし方は、実はあまり効率的ではありません。

 そして今回の記事で紹介したように、上手くいかない時期が続いてきた時。モチベーションをどのように保っていくかは、カウンセラーさんも様々な工夫をされています。

 もちろん本人の心の持ち方は何より大切ですが、婚活に精神的な支えがあるのは大きな力になるでしょう。

 結婚相談所はそれなりにお金もかかるので、どなたにでも勧めるわけではありません。ただしこのような数字データで客観視できたり、それらを元にプロのサポートが得られることは、大きなメリットです。

 もしご興味あればその仕組みや特徴、上手く活用する方法を以下の記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。

 結婚相談所とは何か? 成婚率57.3%のブライダルチューリップ

婚活情報
寺社コン  寺社好き男女の縁結び企画。12年間で500人以上が結婚し、主催者もここで出会った人と結婚しています。同じ趣味の人と出会えるため、初対面でも話がしやすいことが特徴です。ただし知識は不要ですが寺社に興味がない方の参加はお断りしています。
結婚相談所とは何か? 成婚率57.3%のブライダルチューリップ  結婚相談所のサービスを細かく比べると、名前の知られた大手のほとんどは入会費や月会費で稼ぐモデルになっています。会費を抑えて成婚料で収入を得る結婚相談所は入会者を結婚まで導かないと儲からず、大手より遥かに手厚いサポートが受けられます。

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