本を読まない人との恋愛で、幸せになることはできない
本を読まない人との恋愛で、幸せになることはできません。これは年に1000人以上の人と接していると、強く感じることです。
本は何でも構いません。小説でもノンフィクションでも、ルポタージュやエッセイでも。が、雑誌ではなく書籍です。スマホで読める猫が鳴きながらご飯を食べたなどの暇つぶし記事ではなく、一人の著者が人生そのものを費やして調べ、考え、ひねり出し、まとめあげた本です。
決して難しくてとっつきにくい本のことを指すわけでもありません。平易な言葉で、読みやすく書かれているものでもいいのです。ただし雑誌の特集でよくある専門家に聞いてきたことをまとめたもの(それ自体が悪いというわけではありませんが)ではなく、その専門家本人が書いたものである必要はあります。
何が言いたいかと言うと、本は自分以外の、そして自分よりはるかに先を走る人間の頭の中身を知る、とてつもない知識の集積だということです。そして他者の人生を追体験できる装置でもあります。それを読むことをしない人は、自分以外の思考にふれる機会が本を読む人と比べて圧倒的に少なくなります。
そもそも人間と他の動物が異なるのは、文字を発明したことです。文字によって知識を伝達し、次世代に継承するからこそ、先人が辿り着いた最高到達点から私たちは歩み始めることができます。なのでこの文字による知識伝承を受け取る習慣がない人は、人類の進化から外れてしまっていると言っても過言ではないと、個人的には考えています。
活字を読むためには想像力が不可欠です。そして想像力こそが相手の立場でものを考えるための基本です。今、相手は何を考えているのか。どんなことに目を向けているのか。何に興味を持ち、何を学び、何を成し遂げようとしているのか。これらに少しでも手がかりを与えてくれるのは、普段から本を読む習慣でしょう。
逆にまったく本を読まない人は、頭の中にある世界が全て自分中心に成らざるを得ません。気が合う数人の友人のみと付き合い、自分の行動範囲だけが世界の全てです。世の中に自分と真反対の意見があることも想像できず、また関心を敬意も持つことはありません。そんな人と付き合ったとしたら、振り回されるだけ振り回されて、搾取されるだけ搾取されるのがオチです。
本を読むことは脳みそを目一杯フル活用します。しかし異なる価値観を持つ男女のコミュニケーションには、それ以上のエネルギーが使われます。本を読む程度の好奇心も持たずにスマホのゲームやテレビなどだけに逃げていく人は、きっと他人の世界にふれようとするエネルギーもその程度なのでしょう。
もしも婚活イベントで出会った相手のことを知りたければ、「最近読んだ本は何ですか?」と聞いてみてください。その答えには、相手の興味、日常の生活習慣、人生における考え方が現れます。
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