付き合う前のデートでは避けたい意外な場所７つ

「デートというとカップルがするもの」という前提はすでに古く、今では婚活などで出会った二人が交際するかどうか・結婚するかどうかを確認するところからデートは始まります。

このため付き合う前のデートで、先の展開も大きく変わるでしょう。特に最初のうちは、定番と言われるようなデートスポットがむしろ逆効果になることも多いです。

そこで付き合う前は避けておきたいデートスポットをまとめました。

付き合う前は避けておきたい意外なデートの場所

（１）映画館は交際を始めてから

映画は定番中の定番ともいえるデートスポットですが、まだ相手をよく知る前にいきなりというのは避けたほうがいい場所です。

もしも相手と映画好きという趣味で出会ったなら別ですが、映画は人によって好みがはっきり分かれます。コメディが良いのか、ＳＦやアクションものが好きなのか、ヒューマンドラマを見たいのかなど、お互いの好みを把握していないうちは避けたほうが無難です。さらにラブストーリーで気分が盛り上がるのは、すでにお互いの好感度が高い時のみです。そうでないうちに誘ってしまうと、むしろ下心が透けるようで相手に引かれることもあります。

さらに交際前は相手がどんな人物かということにこそ興味があるのに、２時間近くも会話できないというのは致命的です。ドリンクやポップコーンを購入したり、開演までの時間をどうやってもたせるかなども苦労します。気を使ってへとへとになるシーンが結構多く、映画館はお付き合いを始めてから行くのに越したことはありません。

（２）ドライブは人によってはNG

ドライブは彼氏となら良いけど、付き合う前はNGという女性は少なくありません。

この理由は、ドライブは車内で長いこと密室になるためです。女性はあまり良く知らない男性と、密室で二人きりにはなりたくないものです。

さらにドライブだと助手席に乗っても気を使うことは多いです。最近はナビ搭載の車も多いので地図を見たりということはほとんどないでしょうが、逆に相手が運転をしているのにこちらは何もしないということに、居心地の悪さを感じる人もいます。

会話自体も運転中にたくさん話しかけるのははばかられますし、黙っていれば黙っているで雰囲気が微妙になります。相手のノリがよほどよくなければ、少なくともドライブデートはお互いに信頼が築けた段階までは控えた方が賢明です。

（３）カラオケは密室＆会話ができない、相手の理解が深まらない

映画とドライブの悪いところを組み合わせたような場所がカラオケデートです。歌い続けるカラオケは、お互いに好きな歌のジャンルは分かるかもしれませんが、それ以上には理解が深まりません。

またドライブほどではないですが密室でもあり、女性にとっては緊張を強いられる場所です。

これも歌うのが何より大好きという相手でなければ、付き合う前の最初のうちは避けた方がよいデートスポットでしょう。

（４）観覧車は意外と長い密室空間

密室の空間として、もう一つ挙げられるのは観覧車です。こちらは例えば日本一の高さを誇る葛西臨海公園（ただし2016年にオオサカホイールに抜かれる予定）の大観覧車が一周約17分。

観覧車ってあっという間に登って降りてくる気がしますが、特に女性からしてみれば意外と長い時間を男性と密室で過ごす場所です。ですので人によってはかなり警戒されますし、初対面に近い女性を誘う場所としては、配慮が欠けると受け取られるかもしれません。

高い場所やちょっとした夜景は人の心を動かす作用もあるので、もしもそうした場所に寄りたいのなら、観覧車より高層ビルの展望台などの方が良いでしょう。

ただ少しうちとけて仲良くなってきた相手とは、観覧車は短時間の密室空間として今後さらにお互いに近づくステップとして有効です。

（５）高級な料理店は気後れしがち

デートというよりはもはや美食家やグルメにうるさいような人が行く、一回のフルコースで数万円もするようなところに行くのも避けた方が良いでしょう。

ドレスコードがあるお店や、それに準じた雰囲気が求められるラグジュアリーすぎるレストランは、特に女性にとっては準備が必要で疲れてしまうのです。まためったにはない事ですが、ドレスコードでお店側から退店を求められたら、そのあとはフォローのしようもありません。

そしてお付き合いする前の初回デートから高級店に行く場合は、相手から金銭感覚を疑われることもあります。もちろんあなたが非常に高収入で、相手もお金持ちが良いというパーティーなら考える余地はあるかもしれませんが、通常の婚活パーティで出会った相手に過剰な見栄を張ることはむしろ逆効果です。

もちろん気軽過ぎるファミレスでと言うのも割けた方が無難ですが、相手にとって負担がなく、さりげなくいいなと思えるお店はセンスが問われます。しかしそんなに肩ひじ張らずとも多少の手間を惜しまなければ、ネットでも雑誌などでも良いお店は見つかります。

それとビュッフェスタイルのレストランも、初回デートでは避けた方が良い場所です。

（６）こだわりの強すぎる趣味のスポット

お互いに共通の趣味から出会ったのでなければ、こだわりの強すぎる趣味のスポットも避けた方が良い場所です。

例えばサッカーが大好きな人が、応援しているチームの試合に相手を招待しても、その異質すぎる世界についていけなくなる可能性は高いです。

実際に私は熱狂的なサポーターの彼女（すでに付き合っている同士ですが）から、相手の趣味にまったくついていけないんだけどと、相談を受けたことがありました。その女性は健気なことにサッカーのことを知りたいので教えてほしいと、なぜか私と二人でスタジアムに見に行くことになりましたが（ちなみに彼氏は同じ試合で、サポーター集団のど真ん中）、少なくとも初回からそんな世界を見せられても、去っていく相手の方が多いでしょう。

熱中する趣味があること自体は、魅力にもなります。上記の彼女も彼氏がサッカー好きなことがダメなわけではなく、自分をほったらかしで試合ばかり見に行ってしまうことに苦悩されていました。

趣味と相手のどちらかを取るという両極端なことではなく、バランスを取って楽しむことも必要です。

（７）カフェは苦手な男性も少なくない

カフェでのデートがダメならどこなら良いんだよと、女性なら小一時間は問い詰めたくなるところでしょうが、実際にカフェが苦手な男性はいます。

特に甘ったるい空間やおしゃれな格調高さ、ここに入店する人は恋愛偏差値高めですという感じのお店は、拒否感を覚える人もいるのです。

またカフェでのランチメニューも、多くの場合は女性を強く意識した量や内容です。男性にとっては高いのにほんの少ししか食べられない、そしてデザートも甘いものばかりだったり、入っても選択肢がないのが（主に女性がデートで好む）カフェです。

密室での二人きりや会話ができないデートなどと異なり、カフェだけで致命的なことにはならないでしょうが、それでも毎回カフェ巡りだとボディブローのように効いてくる、ヒットポイントの少ない男子もいます。

カフェでのデートなら絶対無難と思わず、相手がどんな好みを持っているか、それとなく聞いてみても良いでしょう。

まとめ

最後に総括的な内容ですが、場所に限らず長時間一緒にいるデートは、よほどのことがなければ避けたほうがよいデートです。

婚活などで知り合ったばかりなら、まだお互いに緊張している段階です。この時、長い時間一緒に過ごす場所や明らかに時間のかかる遠出は、お互いに気を使いあったり会話が途切れることを気にしたり、日頃一緒にいる友人の何十倍も精神的に疲れます（楽しいデートだったとしても！）。

特に女性は男性よりもコミュニケーション能力が細やかなため、気疲れ度合いも男性の比ではありません。

変な例えですが鮭が川から海へと向かう時は、淡水と海水が混ざり合う汽水域で体を慣らしてから移動します。恋愛・婚活は川から海へと移る以上の環境変化なので、いきなりあなたの理想のデートに誘っても相手にはついて来れない可能性があるのです。

ただ長時間がダメなのは最初のうちだけなので、会う回数を重ねれば時間を伸ばしていくことはできます。特に婚活の場合は普通の恋愛よりも展開が早いぶん、いろいろなところに行く可能性は高いでしょう。その時に短時間や長時間、ちょっとずつ二人きりになれる場所、いろんなプレイスポットや料理など、変化を付けることも大切です。

お互いに気心が知れてくれば徐々に気持ちもうちとけていけるので、長時間一緒に過ごすことも可能になりますよ。