45歳以上でOver40企画だけ敬遠する男性は結婚諦めた方がいい
今回は、ちょっと辛口ほーりーです。
寺社コンが12年目に入りました。干支にして、ちょうど一回り。ほーりー自身もこの寺社コンで結婚相手と出会い、これまで500人以上を結婚にも導きました。
今年もお正月の年賀メールだけで、4組から結婚報告を頂いています。その他、又聞きで友人が結婚間近というカップルが1組。そして去年の年末ですが、婚活セミナーで講師を務めた御岳山のイベントで結婚された方からも1組ご報告がありました。
そんなわけで、このお正月は結婚報告フィーバーでした。しかしこんなことを書くと、寺社コンは順調と思われる方もいるかもしれません。ですが一方で日本の人口減少の影響も、ひしひしと感じ始めています。
国立社会保障・人口問題研究所のレポートによると、若年層がガンガン減っているのが読み取れます。
単純に見れば10年前の30代と現在の30代では、人口が3/4くらいになっています。また各年代に未婚率をかけて概算すると、日本の未婚者数は以下のようになりました。
30代前半 男性:153万人 女性:109万人
30代後半 男性:129万人 女性: 86万人
40代前半 男性:126万人 女性: 79万人
40代後半 男性:127万人 女性: 77万人
50代前半 男性: 91万人 女性: 51万人
ここで注目したいのは、未婚の40代後半男性は、30代前半、あるいは後半女性と比べても圧倒的に多いことです。
一般的に30代後半女性(86万人)は、30代後半男性+40代前半男性(合計255万人)の中から相手を探します。これだけでも超激戦なのに、そこに明らかなハンデを抱えた40代後半男性(127万人)が加わろうとしたら、上手くいかないことは目に見えています。
しかし寺社コンを行っていて感じるのは、40代後半男性が「俺はまだ30代女性と結婚できる」と根拠のない自信(あるいは希望)を持っていることです。
特に目立つのは、毎回寺社コンに参加申し込みされながら、40歳以上限定(Over 40)企画だけスルーする方です。
40代後半男性はなかなか結婚できず、リピート申し込みされる方が他の年代より多くなっています。ただそうした方をそのまま受け入れると全体のバランスが崩れるため、ほとんど参加はお断りせざるを得ません。
なのですが、毎回断られても断られても申し込み、その上でOver40企画だけ避ける方は、結構多くいるのです。
もちろん結婚や人生に、何を求めるかは自由です。ですが40代後半時点では頑なに30代女性にこだわりながら、50歳に突入してからOver40企画を希望し出した方もいます。
それならもう一歩早い段階で考えることも有意義ではないかと、今回はほーりーの意見をまとめてみました。
40代後半男性が30代女性を求める3つの理由
まずは40代後半男性が若い女性を求める理由をまとめます。
子どもがほしいから
結婚する上で多くの方が求めるのは、お子さんの誕生でしょう。一般的に女性は40代に入ると出産できる可能性が下がります。このため40代女性を、結婚対象から除外する男性は少なくありません。
一方で男性はいくつになっても子どもはできると、考えている方がいます。しかし現実には男性の精子も衰えます。特に40代後半になれば、加速して機能が落ちます。
もちろん個人差も大きいので確実に当てはまることではありませんが、40代後半でパートナーがいない場合、そもそも自分もタイムリミットが過ぎているという目で見られる覚悟は必要かもしれません。
子どもという観点で40代前半女性が足切り対象となるなら、同じ観点で40代後半男性も足切り対象にされ得るのです。
同年代は異性として見えない
40代後半になれば、男女ともに容姿は劣化します。しわが増えたり、肌のつやがなくなったり、頭髪も薄くなってお腹がたるんできたりもします。
ほーりーは40代後半の方から男女ともに、同年代を異性として見るのは難しいという話を聞きました。ですがそれはお互いさまで、自分も残念ながらおじさん・おばさんとしか見られない姿になっています。
40代後半になってくれば、そろそろ10代はもちろん、20~30代の恋愛ともステージを変えるべきです。それはちゃんと鏡を見てからの、パートナー作りです。
周りを見れば、年の差婚は珍しくない
この情報氾濫時代、テレビには様々な年の差婚のニュースが流れます。ついでに言えば寺社コンでも、50代男性が20代女性と結婚した例もあります。
ですがこんなものは、珍しいから話題になるだけです。宝くじ売り場に「一等出ました」と書かれていれば自分も当たる気がしますが、それで本当に当選する人はほとんどいません。
40代後半にもなって確率の概念が理解できない方は、ちょっと婚活には向いてないでしょう。
40代後半男性は、果たして結婚できるのか?
寺社コンは結婚相談所・ブライダルチューリップとも提携しています。そこでは男女別の成婚率も出ていますが、40代後半男性はやはり結婚に結びつきづらいのが正直なところです。
数字そのものを表に出すことはできないため、以下はデータをもとにまとめたほーりーの年代別所感です。
これを見ると40代後半男性の場合は年収800万円以上ある方だと、平均よりは成果が望めます。ですがこれは同世代との結婚を含めた話です。
40代後半になって30代の相手しか求めない場合、思いっきり確率が下がることが他のデータでも出ています。寺社コンの場合は年収開示していないため、この通りになるとは限りませんが、どちらにせよ厳しい状況なのは間違いないでしょう。
理解には理性と感情の二段階があり、後者には痛みが伴う
上の方で「40代後半にもなって確率の概念が理解できない方は、婚活に向かない」と書きました。これはいい歳して数字も分からないヤツは馬鹿だと、言いたいわけではありません。
ほーりーは理解には、二つの段階があると考えています。一つは理性での理解。もう一つは感情での理解です。
ほとんどの方は少なくとも論理的な範囲では、「40代後半男性が40代女性を足切りすると、結婚にはほとんど結びつかなくなる」という意見に納得いただけると思います。
ただしそこに感情が追い付くか(自分事として捉えられるか)は別の話です。人間の認知には様々なバイアスがかかりますが、自分に都合の悪い情報は無視したり、過小評価する特性はその典型です。
そして40代後半男性にとって、自分が30代女性から見向きもされない存在と認めることは、(人によって)ものすごく屈辱的でプライドを傷つけられる行為です。
このため内外の認識にギャップが生まれやすく、無謀な婚活に突入しやすい傾向があります。
その意味ではまだ50代男性の方が認知ギャップは少ないですが、この年代に入るとどんなに認識を改めても手遅れな場合があるため、それより先にどれだけ痛みを伴う自己変革に臨めるかが40代後半男性の婚活には鍵となるでしょう。
つまり40代後半になって確率が理解できない人は、頭はともかく心は弱いということですね。
ということで、、、
今回はちょこっと厳しく書いちゃいました。該当される方が読めば、もしかしたら憤激されるかもしれません。
ただ、ほーりーはそれで仕方ないと考えています。どうせ40代後半男性からは何度申し込んでも参加できないと、怒られまくっていますし。そしてそんな方に限って、40代以上限定企画のみスルーされるのですから、なすすべがありません。
むしろ該当する方で10人中9人にそっぽを向かれても、1人が自分の婚活方針を見直そうと思って頂けるなら、この記事を書いた甲斐があります。
そして改めて述べるなら、自分の理想としない結婚まで条件を落とさなければならないなら、結婚自体をあきらめることも一つの選択肢です。
これからの世の中、未婚者数は増えていきますし、単身者がより暮らしやすい社会にもなっていくでしょう。このため独身のままでいる方が、幸せというケースも増えていくはずです。ほーりー自身は結婚は良いものだと考えていますが、それが万人の最適解とは思っていません。
なのでこの記事で本当に伝えたいことは、婚活を続けるにしろ、やめるにしろ、しっかりと意識を持って選択してほしいということです。肥大した自意識で無茶な婚活に飲まれるのは、見ていても痛々しいものがあります。
20~30代の婚活であれば、楽しさの方が多いでしょう。ですが40代後半になれば苦しみや痛みが勝っていきます。それでもあなたは女性と出会いたいのか。人生にとって結婚とは何なのか、そろそろ真剣に向き合う時が来ています。
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