恋愛を目的に異性の多い趣味を選ぶのは間違っているのか?
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趣味をテーマにした婚活イベントを開催している人間としては、やっぱり趣味での出会いが一番効率が良いと実感しています。
共通の話題が多かったり、価値観が似通っていたり。マイナーな趣味であればそれだけで人生最大の理解者に出会えたと思ってしまう方も少なくありません。
その辺のことは、以下の記事もご参照ください。
モテるロジックが揃っている。趣味コンが本当に結婚できる9つの理由
なので私は、もしも何か新しいことを始めたいと考えている(独身の)方がいれば、異性の多い趣味をお勧めしています。
これは私自身、男性が多いサッカーと女性が多い寺社巡りを趣味にして感じたことでした。外から見ればサッカーの方が明らかにモテそうですが、私が女性と多く話せるようになったのは、寺社巡り仲間と行動するようになってからでした。
しかしこういう話をすると、「恋愛のために趣味を決めるのってなんか間違っていませんか?」と言われる方がいます。ですが、あえて言いましょう。全く間違っていません。
もちろん、恋愛のためだけに楽しめない趣味に飛び込むのは本末転倒です。例えば茶道は女性が多い趣味ですが、お茶を点てる作法を全く覚える気もなく、ただ女性と知り合いたいだけで茶道教室に入ったら、周りの人にとっても大迷惑でしょう。
ですが趣味は、興味を持つ段階と好きになる段階があります。そして男女比に偏りがある趣味は、この興味を持つ段階の「きっかけ」にも偏りがあることがほとんどです。
先ほどの茶道で言えば、茶道の祖は室町時代中期の僧侶・村田珠光(むらたじゅこう)と言われています。そして歴史の教科書にも出てくる千利休(せんのりきゅう)や古田織部(ふるたおりべ)、片桐石州(かたぎりせきしゅう)、小堀遠州(こぼりえんしゅう)など多くの男性茶人が活躍しましたが、女性に大きく広まるのは明治時代まで下ってからです。つまり茶道は本質的に女性に好まれやすい(もしくは男性には好まれにくい)ものではありません。
しかし現代では男性と女性で友人から「試しに教室に行ってみない」と誘われる確率はまったく異なるものでしょう。読んでいる雑誌などに掲載される回数だって違うはずです。
であれば、男性を遠ざけているのは単純に「きっかけ」に過ぎません。そして女性向けの趣味だからという世間の思い込みがそれに拍車をかけています。一方で実際に習っている人は、(恋愛に結びつけているとは限りませんが)男性ももっとくればいいのにと思っていたりもします。
なのでまずは異性が多そうという理由でも、思いついた趣味に飛び込んでみるのは悪いことではないでしょう。実際にやってみなければ楽しいかどうかなんてわかりませんし、体験してみて自分には合わないと思ったらそこでやめたっていいんです。
そして教室の場での恋愛に抵抗があるのなら、習ったことを土台にまた別の場所で同じ趣味の相手を探してもいいでしょう。同性の少ない趣味であればあるほど、相手から見れば新鮮に映ります。
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