モテるロジックが揃っている。趣味コンが本当に結婚できる9つの理由
先日、ある週刊誌の『本当に結婚できる婚活特集』に私が主催しているイベントが選ばれ、インタビュー取材を受けました。
その雑誌の記者さんによると、一時期あんなに流行っていた街コンが下火になったのは、出会いの場としてはあまりにも効率が悪いからだそうです。そこで本当に結婚できる婚活イベントを探していて、私のところに来られたとのことでした。
私は趣味をテーマにした婚活は、一番効率が良いと考えています。実際に多くの方が付き合ったり結婚されたりしていますし、これは間違いありません。もちろんその趣味が好きな人でなければ入ることもできませんので、オールマイティなものではありませんが。
とは言え、熱中できる趣味を持っている方にとっては、最強とも言える趣味コン。そこで趣味をテーマにするとなぜ出会えるのか。その理由をまとめてみました。
趣味コンが本当に出会える9つの理由
楽しい時間を過ごすことができる
まずはなんと言っても、楽しい時間にならなければ、出会いはうまくいきません。よくある婚活パーティーのように、回転ずしのように自己紹介して、共通の話題もないまま沈黙しないように気を使い続けて話をしても、婚活疲れにしかなりません。
まずは自分の好きなことをテーマに、時間を忘れるくらいに楽しい時間を共有することが、恋愛に結びつく大きな一歩です。
理解されないもの同士が出会える
周りにあまり話せない、話すことはできても人を誘えない趣味を持っている人はチャンスです。普段、自分の趣味に共感してくれる相手がいない人ほど、理解者を求めています。
私が行っている寺社巡りがテーマの婚活はいい例です。一時期よりはだいぶましになりましたが、寺社が好きな人は渋い、変り者、危ない宗教にはまっているのではと、散々な目で見られます。なので普段は趣味のことを聞かれても旅行と言ってにごしたり、みんなで旅行に出かけても周りに気を使って好きなものがあまり見られずにいます。
なのでイベントに参加される方からよく聞く言葉に、「寺社が好きな人がこんなにいるとは思わなかった」というものがあります。みんな隠れているので、同好の士が見えていないのです。こうしたことは、オタク系の趣味にも言えるでしょう。
また、変な目で見られることは少ないけれど、誘うにはハードルの高い趣味もあります。簡単に言えばお金のかかる趣味です。ゴルフやスキューバダイビングなどは典型かもしれません。体力を使う山登りや技術習得に時間がかかる楽器など、始めるのにハードルの高い趣味も良さそうです。
価値観が同じ人と会える
趣味が同じ人は、趣味以外の価値観も似た部分が多いです。
毎度の例で恐縮ですが、寺社が好きな人は落ち着いている方が多いです。あまり派手なものを好まない、知的好奇心が強いなども共通して見られます。また恋愛に対するスタンスは、どちらかと言えばおとなしめです。よく言えば真面目であり、悪く言えば慎重すぎるところはあります(あくまで傾向なので、全員に当てはまるわけではありません)。
これはその他の趣味でも、同じことが言えます。婚活ではありませんが私がサッカーチームに所属していた時は、寺社好き仲間と比べて明らかに恋愛にガツガツいく肉食系な人がそろっていました。同じスポーツでも、テニス、ランニング、ゴルフなど競技によって異なるでしょうし、ペット、ゲーム、音楽など、趣味ごとに集まるタイプはあります。
価値観の一致は付き合う上ではとても大切です。趣味というフィルターは、自分に合う人を探す手がかりです。
話が盛り上がりやすい
お互いをつなぐ話題があるかないか。初対面の人が話すに当たって、一番大事なポイントです。そもそもナンパマニュアルや仕事における営業トークでも、まずは共通の話題を探しましょうと書いてあるくらいです。
ランダムに人と出会う街コンや婚活パーティーで、相手との接点を探るだけで時間が終わってしまうなら、話せることが分かっている人と話す方が効率良いのは間違いないでしょう。
デートに誘いやすい
デート慣れしていない人間にとって、デートコースをどこにするかは難しい問題です。特に趣味に没頭している人間ほど、デートでの行先も自分の趣味に関係あるところしか頭に思い浮かびません(私自身が典型的にこうした人間です)。そしていつもお寺や神社ばかりだと相手から変に思われないか、退屈するのではないかと、いろいろ気を回すことになります。
しかし趣味の出会いであれば、その辺を難しく考えずにデートに誘うことができます。自分の最も得意な分野でデートコースを作ることができますし、相手もそれを自然に楽しんでくれます。
さらに言えば相手に言い訳を与えることもできます。出会ってすぐに相手があなたと付き合いたいと思うことはほとんどありません。なのでいきなり食事や映画などいかにもデートですよと言う場所に誘うと、相手は警戒します。人間は意思決定を先延ばしにする心理があるので、あなたにいくらかの好意を持っていたとしても断ることもあるほどです。
ですが、共通の趣味に関する場所であれば、あなたに興味があるからではなく、行きたい場所だから一緒に行くというワンクッションが作れます。趣味の婚活はこうした理由が自然に作れるので、デートが成立する可能性も高まります。
ただし趣味に熱中しすぎて、デートであることを忘れる人もいるので、そこだけは注意しましょう。心当たりある人は、こちらの記事もご覧になってみてください。
体力が続く限り歩く系男子は、デートでカフェに入ってケーキ食べた方がいいよ
合コン慣れしていない人と会える
合コンは得意な人と苦手な人がはっきり別れます。そして趣味の婚活の良いところは、合コン慣れしていない人も参加しやすいところです。
これは趣味の内容によっても変わりますが、寺社巡りをテーマにした婚活イベントの場合、合コンには一度も参加したことがなく、今回が婚活イベントデビューと言う方がたくさん来られています。
そしてこうした合コン慣れしていない方は、出会いや結婚に対して慎重な方が多いですが、良い意味での真剣さも持ち合わせています。このため恋愛に奥手な方でも、一度動き出すと結果が速かったりします。
ナンパ師がこない、来ても居場所がない
街コン荒らしのようになっているナンパ師が極端に少ないのも、趣味の婚活の特徴です。これはその趣味に興味がなければ周りとうちとけることができないため、ナンパ師にとってはものすごいアウェーな場となります。通常の合コンや街中でナンパして話す話題とは、全く異質の会話が繰り広げられていますので。
ただしこれは、もともと肉食系が好む趣味ではまったく逆の傾向が出るかもしれません。サッカーが好きなナンパ師は多いかもしれませんが、寺社巡りが好きなナンパ師は圧倒的に少ないです。もちろん、ゼロではないでしょうし、警戒心は必要ですが。
ナンパ師はどれだけ多くの相手を引っかけられるかに、価値を置いています。なので基本的にはマイナーな趣味より多数派が好む趣味に向かう傾向があります。マイナーな趣味にはまっていて、さらにナンパ師にもなるとしたら、これはかなりハードルが高い人生でしょう。
婚活ピラミッドが崩れる
なんの条件もなくランダムで集まると、年齢や容姿、年収など、わかりやすい条件で人気のある人が生まれます。ピラミッドの上位ばかりに目が向く、オール オア ナッシングの婚活サバイバルです。
その点、趣味をテーマにした出会いは、上記の条件が排除されるわけではありませんが、別の要素も大きく加わります。知識や情熱、一緒に楽しむことで性格も伝わりやすくなります。
気配りや丁寧さなどはその場の猫かぶりでも作れますが、趣味を一緒に楽しむことは付け焼刃ではごまかせません。付き合う相手に内面も見てほしいという方は、趣味コンがお勧めです。
かっこいいところを見せられる
かっこ良さには二種類あります。世間一般的に誰が見てもかっこいい人の他に、ある特定の範囲のみでかっこいい人がいます。趣味の婚活では、このある特定の範囲のみでかっこよくなれる人がたくさんいます。
通常の人から見れば理解不能な趣味の話も、興味ある人であれば目を輝かして聞いてくれたりします。そして教える・教えられるというある種の師弟関係は、恋愛に発展する可能性も高いものです。
まとめ
趣味の中でも、大勢でないとできない趣味と一人でも楽しめる趣味とがあります。そして一人で楽しめる趣味を持つ人は、特に周りの恋愛から取り残されがちです。そんな人にとって逆転の場になるのが趣味の婚活です。
もしも私はこういう趣味がある、同じ趣味を持つ人と一緒になりたいと思われるようであればチャンスです。ネットで検索して自分の趣味に合う婚活イベントを探されても良いですし、以下の記事ではいろいろな趣味コンもまとめていますので、ご興味あればご覧になってみてください。
鉄道、ゴルフ、オタク、寺社。本当に気の合う異性が見つかる趣味コン9選
寺社コン | 寺社好き男女の縁結び企画。12年間で500人以上が結婚し、主催者もここで出会った人と結婚しています。同じ趣味の人と出会えるため、初対面でも話がしやすいことが特徴です。ただし知識は不要ですが寺社に興味がない方の参加はお断りしています。 |
結婚相談所とは何か? 成婚率57.3%のブライダルチューリップ | 結婚相談所のサービスを細かく比べると、名前の知られた大手のほとんどは入会費や月会費で稼ぐモデルになっています。会費を抑えて成婚料で収入を得る結婚相談所は入会者を結婚まで導かないと儲からず、大手より遥かに手厚いサポートが受けられます。 |