振られたあとになぜ振られたのかを聞いてはいけない理由と対処法
今回は付き合う前段階で告白して振られた時の話です。
振られた時に、なぜ振られたのかを教えてほしいと言っても、誰もまともに答えてくれないというお話がありました。逆に振られた原因を質問されても、答えようがないよねという声もよく聞きます。
こうした振られた原因を探ろうとするのは、どちらかと言えば男性に多いです。ですが、これって次の恋に向けた前向きな行動に見えて、実は後ろ向きです。なぜなら振られた原因を相手に聞くのは、現実からの逃避や執着心でしかないからです。
この振られた原因を相手に聞こうとする心理は3つあります。そこでここではこうした心理と、それが次の恋愛に及ぼす影響についてまとめます。
振られた原因を相手に聞いてしまう3つの心理
相手に対する精いっぱいのすがりつき
理性では振られたことを受け止めているけど、感情では受け入れることができていない状況です。それが相手に自分のどこがいけなかったのかを聞くことで、「あなたとの恋はあきらめた、だから俺は次の恋に向かって気持ちを切り替えているよ」というアピールに向かいます。
この場合、相手との会話を断ち切ることができずに、自虐的な話題を使ってでも会話を断ち切りたくない心境にあります。本当にものわかりよく振られたことを受け止められるのであれば、そもそも振られた相手から理由なんて聞こうとしません。
振られた痛みに耐えきれず、何か行動せずにはいられない気持ち
振られたらつらい、苦しいのは当然です。私も何度も振られたことがあるので、それはよく分かります。ですがその痛みから目を背けるために、周りの人に片っ端から良い人紹介してよと聞いて回ってひんしゅくを買う人がいます。
振られた相手にその原因を聞くことも、これと似た心境です。何もしないでいることに耐えられず、目の前が真っ暗な状態で動き回っています。
辛い思いをさせているのだから、それに見合うものをよこすべきだという気持ち
振った相手はこんなにも自分に辛い思いをさせているのだから、そこから見返りをほしくなるのは自然な気持ちです。ですが当然のことながら、振った相手があなたを傷付けた分だけ支払う義務などありません。
自分の憤りを相手にぶつけても、自分自身がさらに傷付く要因になるだけです。
それでは振られた時には、どうすればよいのか?
振られた理由が次に活かせるという発想は、恋愛を人と人との関わりではなく、テストや就職面接と同じように捉えるためです。例えばメールひとつとっても、毎日送ることで仲が深まる相手もいれば、それは絶対に無理という人もいます。
恋愛は条件が揃えば実るような、合格点方式ではありません。前の人が振った理由を(相手が真正直に答えたとしても)、次に活かせるかどうかはその相手次第です。
(ただし蛇足ですが、足切りはあります。毎回同じように振られる人は、振られた相手ではなく、異性の友達かカウンセラーに聞いた方が早いです。そんな方は、『婚活で同じ失恋を繰り返して経験値がたまらない人の6つの特徴』もご参照ください)
また、振った相手に振られた理由を聞く男性が多いのは、男性は理由がなければ女性を振らないためです。自分が振る立場の時には理由が必要なため、女性にもその理由を求めてしまいます。ですが、女性は理由がなくても男性を振ります。もっと言えば、理由がなければ男性とは付き合わないとも言えます。
なので振られてしまった時、相手にその理由を問い正したくなったのなら、それが本当に良い方向に進展する行動なのかを立ち止まって考えるべきです。振られた原因を答えてもくれない相手に求めるのなら、まずはゆっくり時間を取って、振られた事実を受け入れることが先決でしょう。
振られた痛みをごまかしたまま、焦って次へと進んでも、恋愛は連鎖的に失敗します。振られたことを受けとめる覚悟と度量を持つ。それは次の苦しい恋愛を支える力になっていきますよ。
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