婚活パーティーで毎回疲れて帰る人は、選ぶ出会いの場を間違えている
私が開いている婚活イベントで、ある女性が語った一言が強く印象に残っています。
「自分が、こんなに話をする人間だとは思わなかった」
話を聞くと、会社では趣味の寺社巡りの話をしても誰もついてきてくれない(そして、引かれる)ので、普段はほとんど無口なキャラになっていたそうです。そしていつの間にか、それが自分の性格だと思っていたとのことでした。
なので、同じ寺社が好きな人が集まる婚活の場で、水を得た魚のように話が盛り上がり、自分自身にびっくりしたとのこと。大げさに言えば、新たな自分を発見してしまったそうです。
また、他にも「他の婚活イベントだと疲れて終わるだけだけど、ここだと生き生き話せる」と言われたこともあります。「同じ疲れるにしても、こっちは充実した疲れになる」という言葉も心に残っているものです。
別にこれらは、自画自賛したいわけではありません。私の開いているイベントは寺社が好きな人限定なので、興味がない人が参加しても居心地は悪いと思います。なのでここで言いたいことは、自分が楽しく参加できる場所を探そうと言うことです。
どんなにモテる人でも、オールマイティでどこでも自分を出せるわけではありません。逆に恋愛が苦手な人も、場所を変えるだけで見え方が変わることがあります。
地方の農家の方と都会の女性の婚活で、面白いお話を聞きました。
最初はホテルでパーティー形式にしたら、誰もカップルができなかった。しかし男女で一緒に作物を植えるイベントにしたら、続々とカップルが誕生したそうです。
農家の方は、畑にいるときが一番かっこいい。女性慣れしていなくて、パーティーで社交的に話をすることは難しくても、もともと農業に興味のある女性の前で野菜については何でも話せるのだから説得力があります。
私も野菜を育てる体験は少ししたことがありますが、種と種との間隔や、植える深さなど一つ一つとっても、隠されたノウハウがあるんですよね。麦わら帽子を被ったインストラクターさんが、やたらと頼もしく見えたものでした。
幸いにして最近は出会いの場所も細分化して、趣味や特殊な職業をテーマにしたイベントは数多くあります。私自身は楽しいと思えない場で出会おうとしても、うまくいく確率は低いと考えています。
ごく一般的な婚活パーティーには馴染めないという方がいれば、自分の興味あるものに関わる出会いの場を探してみるのはいかがでしょうか。
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