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婚活イベントで友達を作らない方が良い、5つの心理学研究結果

友達を作らない

私は200回以上の婚活イベントを主宰し、毎年1000人以上の方とお会いしています。

その中で日々、カップル誕生率を高めるための試行錯誤も行っていますが、一番効果があったのは、友達作りを否定するようになったことでした。これを参加者に伝えるようにしてから、結婚する人の数が一気に3倍近くまで増えています。

どういうことかと言うと、イベントで会った人に「○○へみんなで一緒に行こう」と、男女問わず声をかけて取りまとめようとされる方がいます。

リーダーシップを発揮し、ちょっといいところも見せながら、大勢で仲良くなって恋愛関係に持ち込もうとする。一見、賢そうな戦略ですし、実は私も最初のうちは、友達から恋に発展するのではと期待して、これを奨励していました。

しかし、こうしたグループに参加した方のヒアリングをたくさん行っていると、お付き合いが始まったという話は、ほとんどありませんでした。そして恋人ができた、結婚したという方は、だいたいが2度目からは二人だけでデートしています。

なので私の感覚値としては明らかに友達作りからの恋人作りは効率が悪いです。そして探していたらこれを裏付けるような心理学情報もいくつか見つかったので紹介します。

婚活イベントで友達を作らない方が良い、5つの心理学研究結果

(1)出会って3ヶ月以内の告白は、成功率が高い

北星学園大学の栗林克匡(くりばやしよしまさ)教授の研究によると、告白に成功した方の41.24%は出会って3ヶ月以内に告白していたそうです。一方、4~6ヶ月経ってからの告白成功者は9.28%と極端に落ち込んでいます。

また、同じ研究内で、出会って3か月以内の告白失敗者が18.84%だったのに対し、1年以上経過してから告白して失敗した人は50.72%と時間が経ってからの告白は、成功確率が落ちることが報告されていました。

そう言えば私が今の妻に告白したのも出会って3ヶ月以内でしたが、友情と異なり恋愛感情は、長く経てば経つほど深まるというものではないのです。

(2)女性は友達と恋愛を明確に区別する

友人と異性

婚活イベントで周りをリードし、友達サークルを積極的に作るのは男性に多い(というか、ほとんど)です。

これは男性がリードする精神的な空気もありますが、男女の恋愛に対するスタンスの違いでもあります。

社会心理学者ルービンによると、男性は女友達を異性としても見ています。しかし女性は男友達はあくまで友達です。友情と恋愛感情を、男性よりも区別する傾向があると報告しています。

これは男性が恋人作りの前段階として友達作りを頑張れば頑張るほど、女性は遠ざかってしまうという皮肉な状況を示しています。

(3)相手に対する印象は、3回会う間に決まる

スリーセット理論という言葉があります。これは相手に対する印象は、第一印象を中心に3回会う間に決まるというものです。

初対面で受けた印象が2回目で確かめられ、3回目で再確認して固定化されます。この考えによれば最初に友達判定されると、それを覆すのは簡単ではありません。

友達からスタートすれば精神的には楽かもしれませんが、行動を引き延ばしている間に関係が固まってしまいます。これは友達付き合いからのスタートももちろんですし、一回一回関係を築こうとしない、「会うだけデート」も同様です。

私は5回、6回、10回と、何度もデートしたけど、告白したら振られてしまったという相談もいろいろ頂きました。これはたくさんデートしたから良いわけではなく、むしろデート中に相手と距離を詰める努力を怠った結果として、回数だけが重なってしまったと見ています。

なので出会った時から、意識的に恋人になるための行動を取っていかないと、あなたは恋人判定される機会すら失ってしまいます。

(4)緊張感を失った状態では、恋に落ちにくい

吊り橋効果という超有名な心理学用語があります。これは高い崖に吊られた橋の上では、恋に落ちやすくなるというものです。

これは何も不安や恐怖だけではありません。新しい出会い、緊張する環境などではドーパミンの分泌量が増え、その分ドキドキしやすくなります。

そうした状況は、すべて恋愛に追い風となります。ですがそれを味方にすることなく、むしろプレッシャーに負けて友達作りに逃げてしまうと、恋愛ゴールデンタイムを逃してしまいます。

(5)人は後のない時期の方が恋を決断しやすい

学生が一年のうちで一番告白するのは2~3月です。これは(バレンタインデーを除けば)言わずと知れた、クラス替え・卒業の時期です。

この時期が告白に選ばれる理由は主に2つあります。ひとつは今、告白しないとチャンスがなくなること。もう一つは振られたとしても、別れた後に顔を合わせずすむことです。

ということで、これ以上は説明不要でしょうが、婚活イベントで友達作りをする人は、判断を先延ばしする心理が働いています。それは恋愛機運が高まっている相手の気持ちも削ぐものです。

まとめ

婚活イベントに参加して、友達作りから始めたくなる心理はよく分かります。

まずは友達からと考え、大勢の人と一緒に行動すると、(短期的には)振られることはないですし、チャンスをつなげた気にもなります。また、誰にアプローチをするか決めなくてもいいので、精神的には圧倒的に気軽です。

ですが楽な道に、求めるものがあるとは限りません。結局は振られるリスクを背負ってでも、勇気を出して、はっきりと意思表示ができる人が婚活でも結果を出されています。

私は自分の主宰する婚活イベントで「みんなもっと振られよう」とも、平気で言っています。これも結局はそのくらいの意気込みがないと、気持ちが逃げてしまって(分かっていても)効果の出ない方に流れてしまうからです。

またこうした友達作りは周りの婚活の妨げになることも多く、気になった相手にアプローチかけたかったのに、友達サークルに巻き込まれて動きずらくなったというお話も時々聞きます。

婚活イベントの良いところは、短期決戦で恋愛が進むところです。わざわざ成功確率を下げ、時間も無駄にしてしまう長期戦に持ち込むのは、とてももったいないですよ。

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