愛と恋の違い。愛情深い人間に共通する相手の毒を飲む覚悟
婚活イベントを開催していると、あっという間に相手が見つかり結婚する人と、何度も参加しているけど全く相手が見つからないという人がいます。
この差は何かということを常に観察しているのですが、その中のひとつに相手の毒を飲む覚悟があるかどうかというものがあります。
「毒」とは何か。それは相手の欠点です。自分が受け入れがたい条件です。将来を共にするにあたり不安に感じることです。
そこで恋愛が生まれる過程と毒を飲むタイミングを、時系列でまとめてみました。
恋愛の過程
恋愛の始まり
恋心は相手の長所から生まれます。顔だったり、性格だったり、話の面白さだったり、同じ趣味を持つ共感だったり。何かしら相手に惹かれる点がなければ恋は始まりません。
婚活イベントであれば、それは出会ったその日であることもありますし、相手からデートの誘いを受けたタイミングや数回デートしてということもあります。
恋は錯覚とも言いますが、恋愛のスタートはごく表面上、まだお互いをよく知らない段階でスタートするのが通常です。
相手を知る段階
好きな相手のことはもっと知りたいと思うのが人の心です。そして知るに連れて、相手の欠点や生活環境も分かってきます。
例えば性格が良くて容姿もまあまあ、なんとなくいいなと思っていた相手がいたとします。そこでデートをしていたら、相手は実家が遠くにあり、いつかは地元に戻りたいと思っていることが分かったとしたら、あなたはどうするでしょうか。
実は病気を抱えていたり、多額の借金を背負っていたらいかがでしょうか?
部屋がものすごく散らかっていて、掃除が苦手な人だったとか。普段は人づきあいが少なく、ずっと家に閉じこもっているタイプだったとか、逆にいつも出かけていてデートの時間がなかなか取れない相手だったとか。
プラスの面だけ見えていた相手から、マイナス面が少しずつ顔を出す。完全な相手などいないので、大きなことから細かなことまで必ず何かしら受け入れがたい部分は出てきます。
毒を飲む段階
恋愛が相手の長所から生まれるとすれば、愛情は相手の短所を受け入れることで始まります。
恋をするのは簡単です。相手の素晴らしい面に目を向ければ良いだけです。ですが愛することは、一筋縄ではいきません。これが毒を飲めるかという話で、人を愛するということは相手の毒を受け入れることでしか踏み出せません。
まとめ
表の顔に惹かれて生まれるのが恋で、裏の顔を知って生まれるのが愛です。これが愛と恋の違いです。
これは逆の立場になってみれば、分かるでしょう。あなたの良い面だけを見て好きになってくれた相手と、悪い部分も受け入れたうえで一緒にいてくれる相手とでは、どちらが愛情を感じるでしょうか。
私自身、20代の頃、仲良くなった相手(まだ付き合う前でしたが)に将来会社を辞めて独立することを考えていると話したところ、その日のうちにもう会えませんとメールが送られてきました。
その女性の判断はまっとうだと思いますが、そんなこともあったため、会社を辞めても一緒についてきてくれた妻には感謝してもしたりません。
話しあうなどしながら、相手が変わってくれる部分もあります。ですがすべてを自分好みに変えていくことは、相手にとってとても酷な話です。状況的に不可能なことはもちろん、自分から見たらこんなことは簡単だと思えることすら、相手にとっては深刻な問題になることもあります。
潔癖でいることは相手にとって、強烈な拒絶にもなります。愛情の深い人とは、毒を受け入れる覚悟のある人です。
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