婚活イベントで出会った相手に本気を疑われる7つの理由
婚活イベントを開催していると、男性・女性それぞれから「女性が(または男性が)本気で婚活に来ていない」というご意見を頂きます。ただ、片方からであれば確かにそうかもしれませんが、両者から同じ意見が挙がるということは、単に相手の本気が感じ取れていないという可能性があります。
もちろん本当に、出会いを求めずに参加している人が混ざっていることはあるでしょう。ただ、私の見立てでは(少なくとも私が開いているイベントでは)それはごく少数派です。
連絡の取れるメールアドレスと電話番号をお聞きし(フリーメールしかない方は運転免許証などの画像も事前に送って頂き)、何度かメールのやり取りで参加意思を確認し、それなりの参加費用も払って来て下さっている方が、実はまったく出会いに興味がないというのは、手間やコストを考えれば割に合いません。
そこで本当は男女それぞれに出会いを求めているのに、お互いがその意志を疑う理由を7つにまとめてみました。
婚活で出会う男女がそれぞれ、相手の本気を疑う7つの理由
みんな傷付くことを怖れているから
傷付くことを怖れるなと、言いたいわけではありません(怖れても行動してさえくれれば)。ただ、本気を外に表すと、逃げ道を失います。趣味系婚活は「体験に興味があって来た」という言い訳が用意されているところが参加しやすさのひとつですが、それが出会いへの本気度を分かりづらくする部分はあるかもしれません。
ただ、本当に体験だけしたいのであれば、わざわざ婚活イベントでなくても世の中に(もっと安価で手軽なものが)たくさんあります。相手が本気を出していないように見えるのと、本気を出していないのはちょっと違うことを覚えておくと良いでしょう。
気になる相手は人それぞれで違うから
私が目下、一番「本気で婚活に来ていない」というご意見を頂いたときに感じるのはこれです。要するに「(私が気になる相手は)本気で婚活に来ていない」ということです。それが数人続くと、女性はみんな(もしくは男性はみんな)本気ではないという判断になるわけです。
けど、じつはその相手は別の相手が気になっているだけだったりします。デートに誘っても来てくれない。悲しいですがその一方で、その相手は別の人とデートしているのです。
なのでこうした相手の本気に疑問が湧いた場合には、相手を疑う前に自分を見つめなおすシグナルが灯っていると判断すべき時なのかもしれません。
火の付くタイミングに男女差があるから
男性は一目ぼれしやすいですが、女性は相手をしっかりと知ってからでないと好意は持たない傾向があります。これは種をばらまく男性と、子を宿す女性との生物的コストを考えても理に適っています。
なので男性で多いのは、相手の火が付く前に押して、押して、押して、結果が出ずに女性は何のために婚活の場に来ているんだという感想を持たれることです。
ですので男性は少しブレーキを踏みながら、逆に女性は心持ちアクセルを踏んで婚活の場に臨むと、お互いの歯車がかみ合いやすいと感じています。
人によって結婚までの時間イメージが異なるから
たとえ全員が全員、本気で出会いを求めていたとしても、その先の人生設計は異なります。今すぐにでも結婚したいという方もいれば、とりあえず数年お付き合いしてから結婚を考えたいという方もいるでしょう。
この意識のずれも男女差は顕著です。出産にリミットのある女性は急ぎたい方も多いですが、結婚に経済的負担になりやすい男性は少し先延ばしにする傾向が見られます。その結果、女性は男性に遊び目的かと疑う方もいるようです。
火がつくまでは早いけど、その先はのんびりとした男性。火がつくまでは時間がかかるけど、そこから先は展開の早い女性。その違いは意識しておいた方が良いでしょう(もちろん、個人差はありますよ)。
場の空気を壊したくないから
婚活イベントは基本的にみんな初対面です。それにも関わらず、人生の中で重要な出会いとなる可能性を秘めています。その結果、まずは失敗をしたくないという意識が強烈に働きます。
そうなってくると特に男性に多いですが、プライベートな質問をまったくできなくなる方がいます。会社でセクハラ研修を受けていると、こんなことを聞いてはまずいんじゃないか、こんな質問をしたら失礼なんじゃないかと、萎縮してしまうのも仕方ありません。
これについては私が開催しているイベントでは、私が積極的に場の空気を壊しにいっています。好きなタイプの話などを振りながら、無難な話だけでは終わらないように気を使うコーディネーターのいるイベントは、相手の人柄を理解しやすくなるのではと考えています。
男性がファッションに無頓着すぎるから
婚活イベントが終わった後に二次会で、とある女性が男性に対して「あなたたちの服装は、本当にやる気があるの!」と説教が始まったことがありました。
その方はアパレル業界で働かれていて、ファッションには特に目がいくようでしたが(隣で別の女性が、「私はそんなに気にしないけど」とも仰っていましたし)、全体的に男性は女性よりファッションに無頓着です(これは出会いの場によっても差がありそうですが)。
自分たちはこんなにおしゃれしてきているのだから、男性ももうちょっと服装に気を使ってほしい。当然といえば当然ですが、ファッションセンスも日々の研究が不可欠です。男性は少しでもレベルを上げつつ、女性も少し多めに見てあげて頂けたらと思います。
女性が女性同士で固まりすぎるから
男性は女性に積極的に話しかける一方、女性は女性同士で固まって話す傾向が見られます。これは男性側からすると、婚活の場に来てなんで女性だけで話しているのと見えたりもします。
先ほどのファッションについてもそうですが、お互いに普段の習慣が婚活の場にも何気なく出ているだけとも言えます。ただ、そうした違いから本気を疑われることもあるのです。
女性同士で固まって話が始まると、男性はその中に入りづらくなるものです。私が行っているイベントではそうしたプチ女子会が長く続く場合は、無理やり男性を押し込みに行きますが、ぜひ女性からも積極的に男性を輪の中に混ぜて頂けたらと考えています。
まとめ
婚活の場で相手の本気を疑いだすと、自分もさらに本気が出しにくくなります。ですのでまったく無防備に信じ切るのも問題ですが、過剰に疑いすぎるのも良くありません。
逆に自分が何の気なしに行っていることが原因で、相手が自分の誠意を疑うこともあります。それもちょっと意識するだけで防ぐことができたりします。
みんなそれぞれに真剣です。ですが真剣・本気の尺度は一つではありません。それぞれに理想や思惑があり、それが必ずしも自分と一致するとは限りません。そしてそのすり合わせを放棄して、相手だけに変わることを求めることも非生産的です。
本気の表れ方にも男女差があります。そんなところにも意識を向けると、少し安心して婚活に臨むことができるのではないでしょうか?
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