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運命の人の見分け方を7つの視点で考える

運命の人

私は自分が主催している婚活イベントで、出会った人と結婚しました。この話をするとよく聞かれる質問の一つに「初めて会った時にビビッと来たんですか?」というものがあります(表現の仕方はいろいろですが)。

初めて会った時から結婚すると分かっていたか。はっきり言いましょう。そんなこと、分かりませんでした。

もちろん私のイベントでは、始めて会った時からお互いにこの人しかいないと感じて、結婚された方はいます。なのでそうした電撃的な運命も、否定するつもりはありません。

ですが最初からピンとくるものだけを運命の出会いと思ってしまうと、実はじわじわと良さが分かってくる相手との出会いは見逃してしまうのではないかと感じています。

そこで運命の人の見分け方を7つの要素にまとめてみました。

運命の人の見分け方を知る7つの視点

(1)運命の出会い=一目ぼれではない

私の婚活イベントの中では、出会って一週間でお付き合いが始まったり、一ヶ月で婚約したり、さらには初デートでご両親への挨拶を済ませた方がいます。こうした話を聞くと、まさしく運命の出会いだったんだなと思いますが、もしも自分が同じ立場に立った時、まったく同じことができるかと言われたら、イエスと答えられる人は少ないでしょう。

恋愛についてはどんどんと前に進む方もいれば、慎重に一歩一歩進む方もいます。そんな自分の性格を無視して、いつか一目でこの人だと分かる人を待つのは、チャンスを見逃すことにもつながりかねません。

赤い糸は見えないから運命の糸なのであって、最初から見えることはほとんどありません。運命の人を追い求めることは良いですが、運命の人の定義を自分で狭めてしまうと、運命自体にもそっぽを向かれてしまうかもしれませんよ。

(2)運命の人は、楽をさせてくれる相手ではない

運命の人

「白馬の王子様」なんて言葉があります。ですが運命の人は、自分を素敵なお城に連れて行ってくれる、お金持ちを差すわけではありません。また、箱の中に入れておきたくなるようなお姫様のことでもありません。

運命の人とは、人生を共に駆け抜けていくための相棒です。まさしく、運命を共有できるパートナーです。なので自分の人生を楽にしてくれる相手を探してしまうと、運命の人は永久に見つかりません。

そもそも異なる人生を歩んできた二人が一緒になるわけですから、そこには大変なことがたくさんあります。それを自分から乗り越えるための覚悟を決め、一緒に乗り越えていける相手を探す。それができる人こそ、運命の人と言えます。

(3)運命は、少しずつ結びついていくもの

運命を最初から決められたものと見るか、自分で作り上げるものと見るか。あなたの運命観によっても変わりますが、相手とどんなに運命で結ばれていたとしても、それは最初は緩く、浅いつながりです。それを深く強固にしていくためには長い時間が必要となります。

最初からお互いが信頼し合っていることはありません。ゆっくりと同じ時間を過ごしながら、ひとつひとつ分かり合っていくことが大切です。

逆に言えばすぐになんでも分かり合える、言わなくても通じる、自分のことを最初から理解してくれるような都合の良い人など、幻想でしかありません。

(4)運命の人は、見た目も大切

運命の人と思えるかどうか、容姿もとても大切な要素です。清潔感があるか、笑顔がステキかなど、最低限、見るたびにマイナス感情を抱かないことは大切でしょう。

ただしここで注意したいのは、初対面の印象に引きずられ過ぎないことです(それはとても、難しいことですが)。見た目と性格が一致しない人など世の中にはたくさんいますし、髪形や服装など、いくらでも変えることができる部分もあります(体型は一朝一夕では変わりませんが)。

容姿は相手を構成する一要素です。しかし最も表面にあるものなので、そこだけに振り回される人も多いです。見た目こそが恋愛の最重要項目と言う価値観を持っている方は別ですが、そうでない方は相手の性格をしっかりと見るように意識すると、良い出会いを引き寄せやすくなります。

(5)運命の人は、あなたをリラックスさせてくれる

お互いの運命を共有できるかどうか。時間をかけてでも分かり合える相手かどうか。それを見抜く一番の基準は、価値観です。

例えば、相手が好きなもの。嫌いなもの。食事の好み。休日の過ごし方。笑いのツボ。一致する項目が多いほど、一緒にいて自然体で過ごすことができます。

もちろんすべての価値観が一致する相手はいません。ですが、長い時間を一緒に過ごす相手です。なるべく似た価値観を持つ相手の方が、深く分かりあっていくことができます。

(6)運命の人は、お互いの性格が上手くかみ合う

誰にでも得意なもの、苦手なものはあります。それを補い合える相手は、運命の人候補です。

例えば会話が苦手な人は、話をリードしてくれる相手の方が居心地が良くなりますし、細かいことまで自分で決めたい人は、大ざっぱに任せてくれる相手の方がストレスは溜まりません。

価値観は一致するが、性格は異なっている。そんな相手はじっくりと接してみた方が良いでしょう。

(7)運命の人は、何よりも誠実であること

親子の影

運命の人を探す基準において、誠実さに勝る要素はありません。長い人生を共にするのであれば、しっかりと自分と向き合ってくれる人である必要があります。そしてもちろん相手にとって運命の人となるためにも、自分も誠実でなければいけません。

お互いを想いやること。約束は守ること。問題が起きたら共に解決を目指すこと。信頼関係を築いていくことができることが、何よりも運命で結ばれた人と思える要素です。

まとめ

運命の人にどうやったら出会うことができるのでしょうか? そんな質問が多かったので、まとめてみました。

私は運命とは人生を正解に導く答えではないと考えています。むしろ人生のある地点で振り返ってみた時に、これが運命だったんだなと後付で思うものです。なのでその意味では目の前にいる全ての人が、運命の相手になり得ます。

ですので、正解を探すように運命の人を探し続けていると、いつの間にかすべての運命が逃げていってしまうこともあります。もちろん慎重さは大切ですが、どこかでしっかりと掴み取る。それが素敵な運命を手繰り寄せていくコツです。

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