人見知りな人が婚活をうまく進める７つの方法

先日、自分は人見知りなので、どうしたら周りとうまく話せるかという相談を頂きました。

婚活イベントのように周りが初対面の人だらけって、慣れない人にはものすごくプレッシャーです。いや、心臓に剛毛が生えている大阪のおばちゃんみたいな強者でない限り、慣れていたって緊張します。

しかし人見知りって、実は人との関係作りにとても有利です。いやいや、人との関係を作るのが難しいから、人見知りで悩んでいるんじゃないかという方。もちろん何の工夫もせず、そのままで誰とでも仲良くなれるわけではありません。ただ、長所と短所は裏表です。人見知りな人は大勢と仲良くなることは苦手ですが、一度仲良くなった人と深い関係を作ることはむしろ得意です。この点に限って言えば、婚活向きな性格とさえ言えます。

そこでここでは人見知りな性格が、人との関係を作るのに役立つ方法をまとめます。

人見知りな人が婚活をうまく進める７つの方法

人見知りは、人と会う前に事前準備ができる

人見知りな人は、良く言えば人との接点を作るのに慎重です。これは決して悪いことではありません。

例えば何の考えも配慮もなく、思い付きだけでぽんぽんと話す人がいます。いろんな人と気軽に話すことはできるけれど、後には何も残らないという人です。

それよりも、人に喜ばれそうな話題を事前に集めておいたり、どんなことを聞くかをまとめておいたり、会話がつまりそうな時に盛り上げられそうな小道具を用意したりといった事前準備は、婚活の場ではかなり有効です。周りが当たり障りのない話をひたすら続けているうちに、口数は少なくても相手の好みや共通の趣味を聞くことができれば、それだけでデートにも誘いやすくなります。

また、なぜ人と話すことができないのか。相手に変に思われるのが嫌なのか、自分に話題がなくて会話が続かないのが怖いのか、イケメンや美人に対してだと気後れしてしまうのかなど、自分が人見知りに陥りやすい状況も把握しておけば、心構えも作っておくことができます。

人と話すことに何も抵抗を感じない人よりも、人見知りの方がコミュニケーション能力を高めやすい。これは大きな利点です。

人見知りは、どんな人と会うか的を絞れる

どんな人とでも楽しく話せる人ってうらやましいです。ですがこれって裏を返せば、的を絞りにくいということでもあります。

誰からも好かれるけれど、八方美人で浅い友人しかいない。コミュニケーション能力の高い人も、それはそれで悩んでいたりします。

そこで人見知りでたくさんの人と会うことが苦手な人は、趣味の集まりや仕事の勉強会など、まずは自分が最も得意なフィールドに足を運んでみてはいかがでしょうか。

ランダムに交友関係を広げるよりも、的を絞った方が深い関係を作れる可能性は高まります。

人見知りは、真面目さをアピールできる

コミュニケーション能力の高さは、ときどき「軽さ」と受け取られることがあります。本人にその気はなくとも異性の友達が多いというだけで、別れを切り出される人は珍しくありません。

同性の友達だって、多ければ多いほど良いわけではありません。友人が多すぎて恋人をほったらかしという方も、これまた珍しいことではないのです。

あまり積極的に交友関係の広がらない人見知りは、むしろ相手にとって安心材料になることもあります。

人見知りは、ギャップを活用できる

人見知りは頼りなさげに見えますが、ここぞという時に頼もしさを発揮できれば、普段とのギャップで深く相手の心に残ります。そしてそのために必要なのは、一瞬だけ頑張ることです。

例えば物静かでいつも人の後ろについているだけと思われている人が、ちょっとだけ頑張って取りまとめ役を買って出たら、周りからはどう思われるでしょうか。

常に前に出る必要はありませんが意識的に立ち位置をひっくり返すことで、引っ込み思案な人ほど評価が変わっていきます。

人見知りは、相手の心を気にできる

人見知りの方は話しかけたら相手にどう思われるか、他人の反応を強く意識しがちです。ですが相手の心を気にできるというのは、優れた感性を持っている証拠です。

ただ怖がって動けなくなるのか、怖いと感じるからこそ他の人にはできない部分まで気づかって動くのかでは180度違います。

せっかく持って生まれた感性を、自分を生かす方向に使ってみてはいかがでしょうか。

人見知りは、親近感を持ってもらえる

会話の得意な人は、会話が苦手な人が何に悩んでいるかを意外と感じ取れません。そこで自分と同じように人見知りな人にアプローチするというのはひとつの方法です。

例えば婚活の集まりで、一人で立っている人に話しかけてみる。集団で話をしていてもずっと発言のない人と個別に話をしてみる。輪に入れない心細さを知っているからこそ、仲良くなれるかもしれませんよ。

人見知りは、身軽に動ける

SNSが発達した今の時代、私は友達が多いことはひとつのリスクと考えています。特に自分の行動が筒抜けになることは、プラス作用もありますが、窮屈な環境を生むこともあります。

社内恋愛が急速に敬遠されるようになった背景には、人間関係のネットワークが複雑になり過ぎたことも要因にあります。オンとオフを時間だけで切り分けることが難しく、人間関係そのもので切り分けないと、心が休まらなくなっているのが現代です。

なので特に義務的な人間関係で、ネットワークをあまり構築しないことはひとつの財産です。婚活イベントを行っていると、周りをどんどん巻き込んで友人関係を作る人もいますが、そうした友人グループから恋愛に発展していくケースは少数派です。お付き合いが始まる人ははっきりと最初から、二人のデートで関係を進めています。

身ひとつで動きやすい環境は、なるべく維持しておくべきです。

まとめ

婚活イベントを行っていると、誰とでも何の抵抗もなく話す、コミュニケーション能力の塊のような方にも出会います。ですがそうした方をよく見ていると、決してそれが婚活にプラスに作用しているわけでもないなと感じます。

具体的に言えば、あちこちに良い顔しすぎてチャンスを逃したり、付き合ったとしても長続きしないパターンが多いのです。もちろん、フランクに誰とでも話せるというのは上手く生かせば強烈なアドバンテージですが、コミュニケーション能力が高すぎるのも善し悪しだなと思う部分はあります。

なので人見知りを自覚している方は、実はそれほど気にやむ必要はないのではないでしょうか。まあ、そう簡単にいかないからこそ人見知りなのでしょうが、都合の良い話でも信じれば自信が湧くかなと、応援の気持ちで書いてみました。