人見知り改善策をカラオケが苦手な私に例えて説明します

友人とは普通に話せるけど、初対面だと話題が思いつかない。このため、人と会うといつも気後れしてしまうというお話を聞きました。これは初対面用の話題がストックできていないことによる、自信不足が大きいです。

たとえ話になりますが、私はカラオケが苦手です。その理由は音痴と歌える歌を知らないという二点に尽きます。これって人見知りに例えると、音痴＝話下手、歌を知らない＝話題がないということです。

ですがもし私がカラオケの苦手意識を克服しようと思ったら、そこには順番があります。まずは歌いやすそうな簡単な歌を探すこと。そして、実際に歌って練習することです（カラオケが苦手で困っていることはないので、今のところ特に気にはしていませんが）。

なので人見知りして初対面の方と自信を持って話ができないという方は、まずは自分の中で話題を準備し、それを話すことから始めてみてはいかがでしょうか。

そこでここでは話題を作るための方法をまとめておきます。

人見知り克服法。日常から話題を作る３つの視点

珍しいことを試してみる

日常の中で気になったことを、ちょこっと試しにやってみる。これを何回か繰り返すだけでも、だいぶ話題が豊富になります。

珍しいことと言っても、気負う必要はありません。クラシックバレエを見に行くとか、乗馬をしてみるとか、スウェーデン料理を食べてみるとか、そんな１０人いれば半数は経験したことがないことで大丈夫です（ちなみに私は全部やりました）。バラエティ番組をにぎわす芸人さんのように、お茶の間の皆さんが誰も体験したことはないだろうというような、そんな特殊なことまで試す必要はありません。

そして実際に経験したら、感じたことを覚えておく。まずは身の回りの人に話してみたり、忘れてしまうようであれば、手帳や携帯などにメモしてまとめておいてもよいでしょう。

何か結果が出るまでやる

ちょっと試すことに比べれば時間はかかりますが、何かを形になるまでやるということもおすすめです。

習い事は分かりやすいですが、級や段位など、上達度が目に見えて形になります。最近だともうちょっとお手軽な○○検定なんかもたくさんあります。

温泉ソムリエなんて半日の講習で認定を受けることができますし、?酒師も一日の講義受講とその後の試験で資格取得ができます。ちょっとしたチャレンジ精神で、周りからいきなり専門家として一目置かれるのです。

さらに言えばこうした形が見えるものは、そのままあなたの好きなことを伝えることにもなるので、自分がどんな人間かを知ってもらう上でも大きな武器になるでしょう。

自分の夢や価値観を整理する

自分は普段、何を考えて生きているか。どんなことを実現したいか。好きなことは何か。嫌いなことは何か。嬉しいことは、悩んでいることはあるか。仕事において、家庭において、社会に対して思うことはあるか。

知り合いとそれ以外の人とで一番会話の中身が異なるのは、暗黙の了解があるかどうかです。知り合い期間が長いほどお互いの情報をたくさん持っていますし、あえて聞かないことや口にしないことも増えていきます。しかし初対面の相手には説明しないと通じません。

例えば前の彼氏も、その前の彼氏も、さらにその前の彼氏も知っている友人から見たら、あなたの好みのタイプはあなた以上に見抜いているかもしれません。けれどこうした暗黙の了解部分について言語化できていないと婚活の場で好きなタイプを聞かれたときに、「うーーん、フィーリングが合えば誰でも」と、あいまいな言葉になってしまうのです。

なので普段は話さない自分の考えを言語化しておけるか。これは場慣れで磨かれる部分もありますが、初対面の人と深い話をするには大きなポイントです。

まとめ

ということで、初対面の人と話せない原因と解決策をまとめてみました。

冒頭のカラオケの例えですが、音楽的センスのある人とない人はもちろんいます。ただ中学生時代に音楽の授業でメトロノームの代わりに手拍子を取ったら、クラス全員を混乱に陥れた私みたいな人間でも、とりあえずへたくそな歌で場を盛り上げることはできます。

一曲も歌わなければ付き合い悪く場を盛り下げてしまいますが、とりあえず一曲歌えば「いや～、歌は下手なんだよ」と笑ってすますこともできるのです。上手いに越したことはないでしょうが、プロの歌が求められているわけではありませんし。

会話も同じで、ずっと空気のように愛想笑いを浮かべているのと、ちょっとだけでも自分の発言をするのとでは、周りの印象が変わってきます。なのでもしも初対面の人と話すのが苦手だなと思われる方がいれば、事前にいくつか話ができそうなネタを自分の中で仕込んでみてはいかがでしょうか？