婚活で初めてのメールを送るとき、相手の心に響く13の気遣い
先日、婚活イベントが終わった後に送られてきたメールが、誰から来たものか分からなかったというお話を頂きました。
メールにはもちろん、相手の名前が書かれています。名前を聞いても誰だか分からなかったわけですが、これって重要な教訓が含まれてるな~と思いました。
合コン後や婚活イベントで出会った直後のメールは重要です。実際に出会った時には好印象を持ってもらえたとしても、メールひとつでガラッと評価が変わることもあります。そこでここではさりげなく次へと進むための、メールで押さえておきたい気遣いをまとめてみます。
婚活で初めてのメールを送るとき、相手の心に響く13の気遣い
(1)間を空けない
イベントでアドレス交換をしてから最初のメールを送るときに、間を空けないことは重要です。できれば当日、遅くても翌日の午前中くらいには送るようにしましょう。
メールを素早く送ることは、相手への気持ちを伝える第一歩です(念のため蛇足ですが、メールを何度もやり取りするようになってからの即返信は、相手に負担になることも多いのでケースバイケースです)。
また、相手からメールが送られてきてそれに返信するのと、自分から先にメールを送るのでも、相手に与える印象は異なります。時間は経てば経つほど記憶も薄れていくので、少しでも早くメールを送ることは心がけておきましょう。
(2)フルネームで名乗る
名前を名乗る。当たり前と言えば当たり前ですが、まずは名前を名乗りましょう。この時、一番最初は名字だけでなくフルネームで名乗るのがコツです。テレビタレントは自分の名前をフルネームで名乗りますが、これは名字だけより相手の記憶に残りやすいからです。
また、婚活の場に関して言えば、名字だけで名乗るよりも誠実さをアピールすることにつながります。ぜひ、一番最初の挨拶では、フルネームで名前を書いてみましょう。もちろん毎回毎回のフルネームは野暮ったいので、最初だけで構いません。
(3)自分の特徴を添えて名乗る
導入で紹介した、名前を聞いても相手が誰だか分からなかったというお話。これはとてももったいないです。私が主催している婚活イベントの場合ですが、連絡先は自由に交換して頂いているため、一日に何人もの方とアドレス交換をします。
名前も覚えてもらえないなら脈なしなのではと思うなかれ。数人とやり取りすれば、「あれ? この名前はこの人とあの人とどっちだっけ?」とちょっとうろ覚えだったり、名前の似ている人がいて混乱することもあります。
私も婚活イベントが終わった後、気になる相手がいたけど名前が思い出せませんと言われたことは何度もあります。いや~、まあ。自分が気になった相手の名前はさすがに覚えておこうよとも思いますが、それでもこれが現実です。
なので、ちょっと一工夫。「青いセーターを着ていて、眼鏡をかけていた○○です」とか、「斜め右前に座っていて、××の話をしていた○○です」など、特徴も添えて名乗ると、相手が思い出しやすくなります。
(4)「お疲れ様」という言葉はやめる
多くの方が何気なく、「今日はお疲れ様でした」という感じでメールを書きだしています。この言葉は当たり障りなく無難ですが、かなり業務的です。仕事の挨拶ではないので、「お疲れ様」って書かれると受け取った相手も「ああ、疲れちゃったな」とか「○○さん(メールを送ったあなた)は疲れたのかな?」と、思われてしまいます。
特に相手があなたと出会って楽しかったと思っているほど、ネガティブギャップが生まれます。そこで「今日は遅くまでありがとうございました」と、感謝の言葉に変えてみるのはいかがでしょうか?
相手が複数人から「今日はお疲れ様」とメールが送られてくる中で、一通の「ありがとうございました」というメールが送られてきたら、印象がぐぐっと良くなります。
ほんの些細な言葉ですが、相手の心に残る工夫は大切です。
(5)文中に相手の名前を入れる
メールの文中に相手の名前が一つ入っていると、それだけで私に向けて書かれたメールなんだということが伝わります。この時、名前を入れることを意識しすぎると文脈に違和感が出ることもあるので、文章を書き慣れていない人は送る前に読み返してみて、不自然さがないかをチェックしましょう。
(6)相手とした会話内容にひとことふれる
相手と話した会話について、メール内でふれておくことは相手の心をくすぐります。話をしていて楽しかったというメッセージもなりますし、あなたの話をちゃんと覚えていますよというアピールにもなります。
『(5)の文中に相手の名前を入れる』とセットで、「○○さんが話していた△△は、、、」という言葉をひとこと添えるだけでも十分でしょう。逆に話の内容を何個も書き連ねると、焦点がぼやけますしまるで聞き取りテストみたいになってしまうので、よほどお互いに盛り上がった何かがなければたくさん書く必要はありません。
(7)適度な節度を心がける
最初のメールは早いうちに送りましょうと言っても、婚活イベントで盛り上がって帰り道でテンション高めなままでメールを送ると、なんか馴れ馴れしい人だなと思われることがあります。
あまりよそよそしいのも変ですが、もしかしたら送ったメールは翌朝起きてから読まれるかもしれません。文字の怖いところは会話しているときには気にならなかったことも、目で見る文字として目の前に来ると全く異なる印象をもたれることがあることです。
最初はぜひ節度を持って、丁寧なメールを心がけましょう(ただし距離が近づいてきたら、少しずつくだけた文体を混ぜていくのは効果的です)。
(8)返信しにくい話題は入れない
返信しやすい話題、しにくい話題は一概にどれと言いにくいものです。それは相手と自分の間に成り立つものなので、教科書的にどれこれというわけにはいきません。
ただ、一番最初のメールであれば、とりあえず無難な挨拶+アルファくらいが良いでしょう。相手をいきなり質問攻めにしたり、相手への想いをいきなり訴えかけたり、唐突にデートの約束を迫っても、相手がメールを返しづらくなるだけです。
(9)短すぎず、長すぎず
メールは重くなく読める分量がちょうど良いです。あまり短く数行で終わるのも想い(ここでいう「想い」は好意ではなく、相手への気遣い)が伝わりませんが、長すぎても疲れます。相手から長文メールが来ると自分も同じくらい書かなければいけないかと思われる方もいますし、そうでない方もメールの中で話題に挙がった大半のものは無視せざるを得なくなります。
なので、相手が仕事で疲れている時間帯でも、ふっと心が和む程度の分量が良いでしょうね。
(10)たくさんの人とメールし過ぎない
婚活イベントの後、連絡を取り合う相手はいきなり一人に絞ることはありません(ただし、最初のメールでも複数人と同時進行で進めることに、嫌悪を感じる方もいます)。相手のこともまだ分かっているわけではありませんし、それを理解していく最初の一歩がメールを送ることとも言えます。
ですが欲張りすぎて、自分の許容量を超えた人数にメールを送るのは考えものです。多人数にメールを送ると、どこかで雑さや粗さが見えてきます。そうしたものは自分では丁寧にしているつもりでも、意外と相手に伝わってしまうものです(特に男性が女性に送る場合)。
最初から何の返信も来ない方もいますし、複数人に連絡することでがつがつせずに安定した気持ちで、メールを書くことができるメリットもあります。ですがそれでも、自分がしっかりと心を込めてメールを送れる人数に絞っておくことは重要です。
ついでですが、私が主催している婚活イベントでは連絡先交換は自由にしていますが、他の婚活イベントでは直接連絡先を交換するのは禁止で、相手と連絡を取るためにはお金がかかるものもあります。どうしても欲張ってしまう方はこうしたイベントで強制的に制限してみるのも悪い手ではありません。
(11)絵文字・顔文字は多用しすぎない
相手の性格もありますし、まったく使用しないのも堅苦しく思われる可能性がありますが、特に男性の場合は最初のメールで絵文字・顔文字を多用していると、ちょっと軽い印象を与えます。
また、相手の携帯・スマホ機種によっては、せっかく送った絵文字などが上手く表示されないこともあるので、その意味でも抑えめにしておいた方が無難です。
(12)誤字・脱字には気を付ける
誤字・脱字が多いと、それだけで相手に軽く見ていると思われたり、場合によっては教養や一般常識までも疑われます。漢字で書くべきところをひらがなにしてしまうなども同様です。さらに句読点の使い方は意外とセンスが必要ですが、読みやすいメールを書くためには必須です。
難しく考えることはありませんが、最低限の国語力はしっかり押さえておきましょう。
(13)痛いメールアドレスを使わない
メールの文章自体ではなく、メールアドレスで相手に「あれ?」と疑問を持たれることがあります。気になる方は「痛い メールアドレス」とか、「キラキラアドレス」なんて言葉で、検索してみてください。
まあ、メールアドレスは一回付けてしまうと簡単に変えられないですし、気にしすぎるのも良くありませんが、これは本当に人格を疑われるのではないかと自分でも思ってしまうメールアドレスであれば、(婚活以外の場でも使いますので)思い切って変えてしまいましょう。
まとめ
いかがでしょうか? 最初のメールは想いが強すぎる分、空回ってしまう方も多いようです。逆にあまり相手に変に思われないようにと、素っ気なくなりすぎてしまう方もいます。
上記の項目は基本的なことをまとめていますが、全部兼ね備えれば良いわけでもありません。合コンや婚活イベントで出会った時の相手との意気投合度合いであったり、その時にした会話だったり、お互いの性格や年齢、出会った場所などによっても変わります。
なので相手との関係性を考えながら、これとこれは使えそうだなと項目ごとに取捨選択して頂ければ、相手がどきっとしたり、ほっと安心したりできるメールが送れるようになります。
ぜひ、そこから次に進んでいけるよう、メールにも気を使ってみてくださいね。
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