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コロナで女性の婚活には、より戦略が求められている

アマビエ

 コロナの影響が長引く中で、寺社コンも懇親会(飲み会)を中止したり、マスク着用や体温測定を実施するなど、様々な対応を行っています。そして以前より人数を絞りながら、気を配りつつ開催しています。

 さらにここ一年ほど参加された皆様とも、出会いの場が(寺社コンに限らず)どう変わったか、そしてご自身の意識がどう変化しているかなど、多くの意見をお聞きしてきました。

 そうした中で感じることの一つは、コロナによって女性は婚活でより戦略的に動く必要が出てきたということです。

 具体的に言うと、出会いの場に出ることがためらわれる時こそ、積極的に動く人に大きなチャンスが生まれています。

女性の方が、自粛報道の影響を強く受けやすい

 これは人にもよりますが、自粛報道は男性よりも女性の方が影響を受けやすい傾向にあります。

 去年の調査なので情報としては少し古いですが日経新聞のニュースの中で、男性と女性とでは「外食を避ける」と答えた方は女性の方が多くいました。

 外食を自粛する女性が83.3%に上る一方、男性は69.5%。買い物やレジャー施設、公共交通機関の利用を控える方も、女性が男性を10ポイント以上上回ったとのことです。

自粛男女比

 これは寺社コンを行っている側の実感としても整合します。コロナが広まって以降、お申し込み者の減少は女性の方が顕著ですし、緊急事態宣言が発令された直後のキャンセル者も女性の方が多くいました。

 心理的な話をすれば、一般的に女性は男性より汚れに対して敏感です。清掃機器を製造しているケルヒャーの調査では、世界各国で取ったアンケートで一週間の掃除時間を調べたら、男性は2時間17分、女性は3時間24分と1時間以上も多くなっていました。

 女性は胎内に命を宿す性である分、男性よりも身の回りを清潔に保っておきたい意識が強いのでしょう(女性から見たら、男性が鈍感なのだとも言えますが)。こうした心理は防衛本能として、コロナのような病気にも働くものと思われます。

 また仲間うちでの協調性が求められたり家事が得意な方が多いことなども、自粛度合いが男性より高い要因かもしれません。

 そして結果として現在は、婚活の場に出る女性は通常時よりも少なくなっています。

現在は婚活イベントに出る女性にとって有利な状況

 ここから先は婚活イベントを行っている側の誘導的な話でもありますが、現在は女性にとってボーナスタイムです。

 寺社コンはこれまでどちらかと言えば、男性に有利な婚活でした(特に関西は女性のお申し込みが多いことが続いていました)。以下のリンクは私が趣味別に男女比を調査した時の記事ですが、男性36.1%、女性63.9%と、寺社巡りを趣味としている人は女性の方が圧倒的に多くいます。

 【参考情報】:異性の多い趣味を探したい人向け趣味別男女比一覧

 しかし婚活の場に出るのを控えている女性が多い現状、その分ライバルは少なくなり、良い人と巡り合える確率は高まります。

 また現在は緊急事態宣言が出ていますが、これも名前の割にはそれほど厳しい制限ではなくなっています。イベントに関して言えば「上限5000人かつ収容率50%以下」とすることが要請されていますので、20人程度の集まりであれば何も問題にならないレベルです。

 コロナも当初は未知のウイルスと騒がれていましたが、世界中での研究によってだいぶ理解が進んできました。様々な変異株も出て状況の変化はありますが、基本的な感染対策を行っていれば高齢世代以外はそれほど深刻にならずともよくなってきたでしょう。 

 あとはそれでも不安だからと様子を見るか、それとも人より先んじて動くか、そうした戦略によって女性の婚活には大きな差が出る状況です。

婚活に求められる理性と感性の両輪

 ほーりーは恋愛セミナーで講師をするとき、「婚活には理性と感性の両方が必要ですよ」という話をよくします。

理性と感性

 理性と感性は往々にして対立します。そして感性だけを優先させてしまう弊害は、他人と同じ行動を取りやすくなり、競争率が上がることです。

 例えばよくあるのが、見た目が良い、年収が高いなどの分かりやすい条件だけに飛びつく人です。そうすると人気の高い相手ばかりに目が向いてしまい、婚活で連戦連敗しやすくなります。

 また「普通の人でいいんだけど」という方が、普通の人をことごとく足切りしていたというのも陥りやすいパターンです。年収・性格・容姿・健康状態・家事能力がすべて普通にそろっている方は、100人に3人しかいません。相手の欠点を何一つ許容できないのであれば、自分自身もパーフェクトな人間であることが必要です。

 【参考情報】:高望みもせず普通を求めているのに、結婚できない女性の5つの理由

 コロナに関しても、状況はどんどん変化しています。それらに理性を持って対応していき、他人と異なる行動を取ることで、婚活は望む方向に動きやすくなるでしょう。

 (ちなみにこんなことを書くと、男性の方が理性的なのかと聞かれそうですが、そんなことはありません。コロナに関してはマイナスに働きにくいというだけで、若い女性ばかりに向かう姿勢を抑えるなど、男性が理性を働かせるべきポイントは別にあります)

ということで、、、

 先日、ある女性からテレワークが続いて家に閉じこもり気味になり、会話ができずに精神的に病んでしまいそうという話をお聞きしました。そして寺社コンで久しぶりに他人と話をしただけで、気持ちが信じられないくらいにすっきりしたとのことでした。

 さらに現在はコロナによって人生について考えなおしたというご意見を、たくさんの方から聞いています。その分だけ参加される方の結婚意識は高まっている印象がありますし、動く人にはよりチャンスが広がっています。

 もちろん考え方は人それぞれですし、しばらく人と会うことは避けようと思う方が悪いわけではありません。感染防止は気を付けるべきですし、高齢者と同居していたり仕事内容などで、より神経を使う必要がある方も当然います。

 ですが婚活は年齢が上がれば上がるほど、難しくなるものでもあります。これから数年でコロナがゼロになるとも思えない今、どこかで踏ん切りをつけることも大切です。

 さらに言えばワクチンが広まるなどして劇的にコロナが収まった場合、それまで様子見していた女性が一気に動き出すことも考えられます。そうするとコロナ以前より競争率が上がる可能性も考えられるでしょう。

 その意味で出会いに戦略を持ち込むのであれば、(寺社コンだけに限らず婚活全般として)今は動き時とも言えるタイミングです。

婚活情報
寺社コン  寺社好き男女の縁結び企画。12年間で500人以上が結婚し、主催者もここで出会った人と結婚しています。同じ趣味の人と出会えるため、初対面でも話がしやすいことが特徴です。ただし知識は不要ですが寺社に興味がない方の参加はお断りしています。
結婚相談所とは何か? 成婚率57.3%のブライダルチューリップ  結婚相談所のサービスを細かく比べると、名前の知られた大手のほとんどは入会費や月会費で稼ぐモデルになっています。会費を抑えて成婚料で収入を得る結婚相談所は入会者を結婚まで導かないと儲からず、大手より遥かに手厚いサポートが受けられます。

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