婚活イベントや合コン後のメール交換で、女を下げない思考法
先日、ある女性から恋愛相談を受けていた時、「女としての価値が下がりそう(男性から低く見られそう)なので、自分からメール交換をお願いできない」というお話を頂きました。
うーん。正直な方ですね。これは男性の私には共感しにくい言葉ですが、似たようなことを仰られている女性には何人も会いました。なので女性にとっては特別な感情ではないんだろうなと思います。
実際、これを告白で考えるととても分かりやすいです。私も告白やプロポーズはどちらからしたかという質問は、周りから何十回と受けました。私からしましたよと答えると、「えらいですね~」とか、「やるときにはしっかりとやるんですね」などと言われます。
しかし絶対とは言わないまでも、女性はそうはいきません。簡単に図にすると、こんな形でしょうか。
これだけ見ても、女性って大変だと思います。男性の草食化や女性の肉食化が叫ばれる昨今ですが、それでも基本的に女性は待ちの文化です。
飛鳥時代の代表的な歌人・額田王(ぬかたのおおきみ)は「君待つと 我が恋ひ居れば 我が屋戸の 簾動かし 秋の風吹く」という和歌を残しています。意味は「あなたを待っていたら家の簾(すだれ)が動いた。あなたが来たと思ったけど、秋の風だった」というもの。万葉集はこれに限らず女性が恋人を待つ歌が多いですが、私たち日本人のDNAには根っこから女性は待つものと刻まれているのかもしれません。
ですが、あえて言います。気にするのはやめましょう。メールやLINEの連絡先交換くらいで男性は女性を評価しません。女性から引く手あまたの一部の男性は別として、むしろ素直に喜ぶ男性の方が多いです。
さらに言えば、女が下がるという想いの根本として、「誰から見て女が下がるのか」も考える必要があります。それは大抵、周りの女友達ではないでしょうか。その場にいない人を気にして、訪れるかもしれない幸せの前で足踏みするのはもったいないです。
また、女友達のほかに自分自身で勝手に女を下げる場合もあります。メールやLINEの交換を躊躇する気持ちには、
・選ばれたんだと思いたい女のプライド
・断られるかもという恐怖
・目の前の相手が信頼できるかという不安
など、いろんな想いが入り交ざります。これらをひっくるめて声をかけられない言い訳に、「女が下がるから」という理由を引っ張り出しているのであれば本末転倒です。誰もあなたを低く見るわけではないのに、勝手に自分で低く見て、自分の心を安心させているのです。
別の女性からのお話で、「3年ぶりに心がときめいたのに、メールアドレスを交換できなかった」と激しく後悔されていた方がいました。私の婚活イベントに参加して、ワークショップでペアを作った時にたまたまその男性と一緒になり、その後の飲み会でもいろいろ話し、お店を出た後の店先でも挨拶したのに、連絡先交換ができなかったというのです。
そしてその男性はそのまま帰られてしまいましたが、二次会で私がつかまって延々とその話を聞かされました。かなりかわいい感じの女性でしたが、これなんかちょっと一言「アドレス聞いてもいいですか?」と聞けば、その後の展開はまったく異なっていたかもしれません。
ということで女性も待っているだけではチャンスを逃しますよということは、目一杯強調しておきます。そして男性にはそんな女性の心理を少し感じ取って頂くと、良いかなと思います。
あ、それとひとつ蛇足的な付け足し。婚活イベントの中には、相手との連絡先交換で別料金が必要なところがあります。こうしたところは連絡先交換の申し出が相手への好意の表明(もしくは交際の申し込み)でもあり、上に書いたことは当てはまらないこともあるのでご注意を。
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