夢に出てくる異性の7つの解釈。好きな人を見た時の意味は?
今まで何とも思っていなかった異性や、もしくは実際に気になっている好きな人が夢に出てきた。しかも夢の中で告白されたり、恋人設定だったりした。朝に目が覚めると、なんでこんな夢を見たのだろうと気になる方もいるのではないでしょうか?
夢を最初に研究対象にしたのは、オーストリアの精神分析学者・フロイトと言われています。それまでの夢は宗教的な神秘性(夢でお告げが与えられたりなど)はありましたが、科学の世界ではほとんど注目されていませんでした。
そこにフロイトは「人が夢を見るのには意味がある」と主張し、夢は抑圧された願望を充足させるために見るものと結論付けます。このフロイトの説はその願望を性的なものとばかり結びつけたことで後に批判にもさらされますが、夢の研究に大きな一歩を与えたものになりました。
そして夢は多くの研究者により様々な解釈がなされていきます。そこで「夢に出てくる異性」の意味を取り上げながら、夢の解釈についてまとめます。
夢に出てくる異性の7つの解釈
夢は未来を暗示している
夢は占いの対象としても用いられますが、これはスピリチュアルの範囲です。夢を神仏からの啓示や未来の暗示として解釈することは、それこそ人類が生まれた時から行われているのではないでしょうか。
夢は神秘の対象であり、そこになにか超常的な力が感じられたとしても不思議ではありません。この解釈に従えば、夢に出てくる異性は恋の予兆と言えるでしょう。
夢には何の意味もない
一方、それとは対極的に、夢には何の意味もないと説明されることもあります。
個人の記憶から生み出された夢は、そこに出てきたものもあくまで脳の中に写った映像です。夢の中で10年会っていない異性が出てきたとしても、その後に現実で出会える可能性はほとんどないでしょう。それは夢で見ようと見まいと同じ事です。
夢は願望を表している
冒頭で紹介したフロイトの説です。夢は潜在意識から汲み取られるので、好きだと自覚する前に気になる相手が夢に出てくることがあります。
何も感じていなかった人が、夢を見たことをきっかけに好きになってくる。これもけっして珍しい話ではありません。特に繰り返し夢に出てくるようであれば、心の中に相手を気にする要素が見え隠れしています。
夢は記憶から連想される
夢は現実世界と密接にリンクしています。例えば起きているときに「山田さん」と出会ったことがきっかけで、夢の中では子供の頃に同級生だった別の「山田さん」が現れることがあります。
また名前だけでなく背格好や容姿だったり、性格や雰囲気が似ている人から連想されることもあるでしょう。人だけでなく、場所や物からつながることもあります。
この時出てきた異性はその人自身ではなく、連想するもとになった人や場所が心に強く残っている可能性があります。直接恋愛と関係することもありますし、全然関係ないこともあるでしょう。
夢は不安を表している
試験前に問題が解けずにパニックを起こしている夢を見たりなど、夢は現在不安に思っていることが形となって表れやすいものです。
もし片思い中の好きな人が夢に出てきたのであれば、それは恋愛がうまくいくか不安を感じている表れでしょう。特に不安な気持ちが強い人は、楽しい夢より嫌な夢を見ることが多いようです。
あまりに嫌な夢ばかりみるようであれば、恋愛が上手くいっていない原因を探ることも重要です。
夢は現実世界の練習をしている
不安とも似ていますが、夢は現実世界の練習になっているという説もあります。猫も夢を見ることは研究の結果で分かっていますが、猫の夢を分析すると狩りをしたり毛づくろいや威嚇など、起きているときに取る様々な行動を夢の中でも見ているそうです。
これらは普段あまり使わない能力も、いざという時に瞬時に取ることができるためのイメージトレーニングの役割を果たします。夢の中で異性が出てくるとしたら、それはその相手(または異性全般)との会話やコミュニケーションをスムーズにするためのものかもしれません。
夢は傷付いた心を表している
戦争や災害などで命の危険に遭った後など、同じ場面を何度も繰り返し悪夢として見ることがあります。そこまでのものではなくても、悲しみや絶望感が夢となって出てくるのはよくあることです。
私は振られた後に毎日のように(と言っても、一週間ほどですが)、その相手が夢に出てきたことがありました。あまりに悪夢ばかり繰り返し見るようなら、心のリフレッシュを計ったり、深刻ならばカウンセリングを受けることも必要です。
まとめ
夢は様々な要素が複合的に絡み合って生まれます。上記の理由も一つではなく、組み合わさって気になる異性が夢で現れているのかもしれません。
そこで大切なのは、あまり夢にこだわりすぎないことです。この夢は何を表しているのかと悩んでも、答えは誰にもわかりません。夢をお告げと捉えてもあなたの心の表れと考えても、前向きになれる方向に自由に解釈すべきでしょう。
ジュゼッペ・タルティーニが作曲した『悪魔のトリル』は、夢の中で悪魔が引いたバイオリン曲を起きてから書き取って生まれた名曲として知られています。
夢がきっかけとなり恋愛が前に進むなら、それは素晴らしいことです。もちろんそこまで期待せず、単なる夢として楽しんで終わりにしたって、それは夢との正しい付き合い方です。
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