好きすぎて辛い片思いを忘れる12の方法

片思いってつらいですよね。私も何度も経験ありますが、忘れたいけど忘れられない。そんなときは本当に何も手につきません。もちろん少しでも可能性があるのなら向かっていくのみですが、相手はすでに誰かと付き合っているとか、告白したけど振られたとか、もう吹っ切るしかないという恋愛もたくさんあります。

そこでここでは、好きすぎて辛い片思いを忘れる12の方法を紹介します。もちろんやれば即座にきれいさっぱりなんてことはありません。そんなすぱっと割り切れるなら、そもそもそこまで辛くはならないでしょうし。ですが徐々にでも気持ちを切り替えていくためにも、ヒントとして試してみてくださいね。

好きすぎて辛い片思いを忘れる12の方法

（１）深呼吸をする

深呼吸にはリラックス効果があります。まずはその場で、そしてできれば緑の多い公園や森の中で行うと、なお効果は高まります。

背筋を伸ばしておなかに手を当て、ゆっくりと息を吐き出す。空気をすべて吐き出して、お腹がへこみ切ったら、今度は静かに鼻で息を吸い込みます。これを数回続けるだけでも、ちょっと気分は楽になります。

恋愛に対して焦りや絶望、イライラや喪失感などを感じているときは、身体や心に強いストレスがかかっている状態です。これをゆっくりと解きほぐすことができるのが深呼吸。まずはオーバーヒート気味の気持ちを優しく落ち着けるところから始めましょう。

（２）想いをノートに書いてみる

不安や悲しみは、自分でもその正体が分からないまま暴走することがあります。そんな時に役に立つのは、自分の気持ちを文字にしてみることです。

想いをノートに書くためには、自分の中にある感情を言語化しなければいけません。そして言葉にすると、自分がどんなことで苦しんでいるか、傷付いているかが見えてきます。さらにそれは自分の脳の中からノートへと移されているので、少し客観的に見ることもできます。

自分とノートの対話です。素直に、丁寧に。弱弱しくても情けなくても、誰かに咎められるわけではありません。言葉にすることが苦手であれば絵を交えても良いでしょう。

（３）泣けるだけ泣く

もしも泣きたくて泣きたくて仕方がない。そんなときは我慢することはありません。実は涙を流すことは、強烈なストレス解消効果があります。笑うことでもストレス解消はできますが、涙には笑い以上の効果があります。

そしてできればぽろっと一粒涙をこぼすのではなく、ぼろぼろと大泣きすることです。涙があふれてあふれて止まらない。脳科学の研究によるとこの状態になって初めて、ストレスが大きく発散されるとの報告が上がっています。

（４）小説や映画を見る

気持ちを強制的に切り替えるのも有効です。好きな映画や小説などを見て、主人公にとっぷりと感情移入する。それによって少しの間、恋愛の苦しみから離れることができます。

単なる現実逃避じゃないかと思われるかもしれませんが、逃避にもそれなりに意味があります。同じことでずっと苦しみ続けていると心はどんどん摩耗していきますが、ほんのわずかな間でも問題から離れることによって、少しだけ活力が戻ります。

また、泣くことによるストレス解消効果も紹介しましたが、これは悲しくて泣くだけでなく感動して泣いても効果を発揮します。ですので泣けるストーリーの映画などを選ぶと、なお良いかもしれません。

（５）身体を動かす

身体を動かすことで、心は空っぽになります。スポーツが得意な方はそれだけに没頭できるほど激しい運動でも良いですし、普段あまり身体を動かしていない方は、ゆっくりとウォーキングしながら呼吸を調えてみることでも十分に効果があります。

週末に水泳したり、登山に出かけたりするのも良いですね。

（６）友達に話を聞いてもらう

自分一人で悩んでいると、考えはどんどんと悪い方、悪い方へと向かうものです。そんな時に頼りになるのは友達です。もしも相談に乗ってくれる友人がいるのであれば、話を聞いてもらうのはいかがでしょうか？

客観的な他人の意見から自分が見えていなかったことに気がつくこともありますし、自分一人で抱え込まずに人に話を聞いてもらうだけでも心持ちはだいぶ軽くなります。

また、もしもなんでも話せる友人がいない、顔の知っている人に話すのはちょっとという方は、悩みを聞いてくれる人に話してみるのもいいでしょう。インターネットで検索すると、いろいろな人やイベントも出てきますよ（この辺の紹介は、また別記事でそのうちまとめます）。

（７）瞑想する

座禅やヨガには心をコントロールするノウハウがたくさんあります。こうしたものを試してみるのも一つの方法です。近くのお寺で定期的に座禅会が行われていることもありますし、ちょっと勇気がいるかもしれませんがそうした場所に出かけてみるのも良いでしょう。

座禅については宿坊研究会の座禅会一覧が参考になるので、ご覧になってみてくださいね。

（８）時間をおく

どんなに辛くて苦しくても、時間が経つことで気持ちは和らいでいきます。失恋をいつまでも引きずる人に多いのは、同じことをずっと考える癖がある場合です。心にかさぶたができるたびに、はがして新たに血を流す。そんなことをしていては、いつまでたっても傷は癒えません。

そこで、時間をおく。考えない時間を作る。最初は強制的に設けた考えない時間も、慣れてくるとだんだん自然になっていきます。

（９）初めてのことに挑戦する

これまで何か興味があったけど試したことがないことに挑戦するのも良いでしょう。未知のことを行うことはいろいろと驚きや発見がありますし、ちょっと気持ちを切り替える役にも立ちます。

ただ、あまりに辛すぎて新しいことに挑戦する気力がわかない場合には、これは時期尚早です。心を素直に見つめて居ても立っても居られない状態になってきたら、新しい世界に飛び出してみてください。

（10）恋愛の苦しみは自分を成長させると信じる

恋愛は人を成長させます。ですが、苦しんでいる真っ最中は、なかなかそのことに気づけません。そこであえて、「今のこの辛さは自分の成長の材料になっている」と信じて下さい。

恋愛の苦しみもプラスの面を探すと、少し楽しくなってきます。まずは軽くでもいいので、しかし本気で信じて下さい。心理学にはカラーバス効果というものがありますが、これは意識していることは関係する情報が自分に舞い込むというもの。恋愛の苦しみもプラスの効果を探すと、どんどんと自分を成長させる種が見つかってきます。

（11）自分を磨く

辛い、苦しい。マイナスのエネルギーは上手く活用すると、ものすごく大きな力を発揮します。振られた後に「自分を振ったことを後悔させるくらいにいい男（いい女）になってやる」なんてセリフもありますが、これはその典型です。

幸せ絶頂で現状に満足している人には決してできないモチベーションが発揮できるのも、自分磨きの奥深さです。辛い気持ちも自分が飛び上がるバネにして、未来の幸せをつかみに行きましょう。

（12）新しい出会いを探す

辛い恋を忘れるのは新しい恋。最終的にはここに尽きます。ですがひとつだけ確認しておきたいことは、合コンであれ、街コンなどのイベントであれ、結婚相談所などであれ、参加すると決めた以上は新しい恋に向かう覚悟を決めることです。

気持ちの整理のつかないままで参加しても、どっちつかずで得られるものは何もありません。さらに言えば、そんな中途半端な状態では、出会う相手に対しても失礼です。

もちろん、完全にふんぎりがつくまで待っていたら、人生はいくらあっても足りません。なので、70％くらいはまだ後ろ向きでも30%くらい前に向かう気持ちができれば大丈夫です。あとの70%は人と接することが後押ししてくれます。

ですのでここまでの（１）～（１１）で心をリセットし、準備ができたところで新たな恋を探しましょう。そうすればきっと、良い未来に向かっていきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか？　上手くいかなかった恋愛において、切り替えの上手い人と下手な人は性格だけでは片づけられない習慣の違いがあります。

報われない恋を引きずることが誠実さの証明になるわけでもありませんし、幸せになれるわけでもありません。厳しいかもしれませんが、どこかで区切りをつけることは大切です。

辛い恋に効く特効薬はありませんが、少しずつ癒していくことはできます。ぜひ、気持ちのスイッチを未来へと切り替え、前に進んでくださいね。