職場での好き避けを改善する７つの手段

好き避けという言葉があります。これは好きだけど、その感情を隠して相手を避けてしまう。そんなそのままの言葉です。

外から見ると小学生じゃないんだからと思ってしまいますが、恋愛感情を表に出すのが苦手でない人も、極端に好き避けに陥りやすくなる環境があります。それが職場です。

好きだという感情を表しにくい環境には、３つの特徴があります。

●相手の状況（既婚・未婚、恋人の有無など）が分からない
●周囲の人間関係に影響する
●恋愛が破たんしても関係を続ける必要がある

プライベートな会話があまり好まれず、個人の意志より組織の決定が顔を合わせる相手を決め、複数の人間と長い時間を一緒に過ごす。そんな職場での恋愛は、好き避けしてしまう要素に満ちています。

公的な仕事仲間という関係と、私的な恋愛感情に折り合いがつかなくなる。アクセルを踏みながらブレーキも踏んでしまうような、そんな好き避け状態になってしまうのです。

そこでここでは、好き避けを脱却する方法を紹介します。

職場での好き避けを改善する７つの手段

相手を目で追わない

好き避けしてしまう人の大きな特徴のひとつに、視線が合った時に相手から目をそらしてしまうことがあります。

これはあなたの感情を何も知らない相手からすれば、けっして気持ちの良いものではありません。繰り返されれば不快な想いをさせることもあります。

そこで必要なのは、相手を目で追わないことです。シンプルですが遠くから見ていることがなければ、目線が合って慌てることもありません。ついでに目で追う仕草は第三者ほどよく見ているものなので、周りから変な茶々が入れられることも防止できるでしょう。

目を合わせる

遠くからは見ない一方で、会話をしているなど、相手が目の前にいる時は、しっかりと目を合わせる必要があります。

それができないから好き避けしちゃうんじゃんと言う声が聞こえてきそうですが、じっと目を合わせるのが苦手な場合は、鼻の辺りなど目の周辺を見るようにしましょう。そうすれば自分はもちろん相手のプレッシャーも軽くすることができます。

仕事は一生懸命こなす

当たり前ですが仕事がいい加減であることが、一番相手からの印象を悪くします。恋愛感情が仕事に悪影響を与えるようでは社会人として失格と見られます。

もしも相手と一緒に仕事をする関係であれば、どんなにやりづらさを感じようと全力で取り組むべきです。例えば意見の対立があった時、相手に安易に合わせてしまうのではなく、しっかりと自分の意見を主張しましょう。

公私が逆転するポイントを見つける

職場での好き避けを改善しようと思ったら、なるべく仕事から離れたポイントを見つけて会話をするべきです。

具体的には飲み会や会社のレクリエーション、できるのであれば有志で休日に遊びに出かけたりなど。

このとき、普段の仕事モードとは意識的に気持ちを切り替えましょう。仕事から離れたら（節度はもちろんありますが）、異性として接することが大切です。

自分に自信を持つ

好き避けしてしまう最大の原因は、失敗を怖れる気持ちです。職場が好き避けしやすくなる環境なのは、単純に失敗した時のダメージが他の出会いよりでかいからです。

そこでまずは、自分に自信をつけましょう。どんな自信かと言えば振られても大丈夫だという自信です。

振られても、落ち込んでも、会社での居心地が悪くなっても大丈夫です。そのくらいの覚悟を持てないのであれば、そもそも社内恋愛はするべきじゃありません。職場で思い切り玉砕し、その後しばらく居たたまれない気持ちで出社したこともある私が言うのだから、間違いありません。

好き避けしてしまったら、フォローする

それでも、思わず好き避けしてしまうことはあるでしょう。

不意に話しかけられたり、心が無防備だった時などは仕方ありません。誰だって好きな相手に話しかけられたら、平常心ではいられません。

そんなときは落ち込むのではなく、後でフォローしにいきましょう。そっけなくしてしまった話題を改めてあなたから振りなおしたって構いません。

後からフォローは「冷たい反応だと思ったのに、気を使ってくれた？」と、ギャップの活用もできる分、意外に相手の心にも響くものです。

共通の友人に相談する

どうしても打開策が見えない時は、共通の友人に相談してみましょう。職場恋愛のメリットは、周りからの手助けが得られるところです。

そんな相談できる人がいないよと言う方も多いかもしれませんが、いなければ作るのみです。

いきなり恋の相談には乗ってくれなくても、海やスキー場に車を出してくれる人くらいは見つかるかもしれません。そこでみんなで遊びに出かけようとなれば、距離を詰めるチャンスです。

まとめ

好き避けは奥手な方に多いですが、職場恋愛は普段は活発な人も好き避けに陥りやすいものです。ただ婚活イベントでの出会いなどより毎日顔を合わせる分、じっくりと時間を使えるのは大きなメリットです。

そこをうまく活用して、少しずつ好きという感情を表現していく。焦らずに一歩一歩進むことも、好き避け改善には大切でしょう。