会話下手な人がコミュニケーション能力を上げるより婚活に役立つこと
コミュニケーション能力の高い人って、大きく分けるとふたつのタイプがあります。
ひとつは誰とでも会話ができる人。どんな人とでも話が弾み、話題が豊富でユーモアもある。その人がいるだけで、常に周りが明るくなるようなタイプです。
しかしもう一つのタイプとして、ほとんどの人とは会話を弾ませることができないけど、特定の分野に精通しているという人もいます。他の分野ではからっきしだけど、得意分野では一日中でも語り合えるような方です。
コミュニケーションの達人と聞けば、多分誰もが前者のような人を思い浮かべるのではないでしょうか。一方、後者はむしろコミュニケーション下手、オタクで暗い人と思われがちです。
そしてそれだけならいいですが、後者の人は自分自身もコミュニケーション能力がないと思っている方が多くいます。さらに婚活の場で「自分は周りに合わせられない」と、自信を喪失していたりもします。
ですが恋愛において有利なのは、むしろこうした特定分野に精通した人です。ただしそれには自分の強みを発揮できる場所を選ぶことが必要です。
それをちょっとまとめてみると、こんな表になります。
誰とでも話せるコミュニケーション能力の高い人も、2パターンに分かれます。それは特定の異性と仲良くなれる人となれない人です。
大勢の前では社交的に振る舞えるけど、そこから二人だけの距離を縮めることが苦手な人はいます。いわゆる八方美人だけどいい人止まりなタイプです。
しかし実は同じように二人だけの距離を縮めることが苦手な人も、ある特定の分野に精通している場合、一番下のケースになることはよくあります。
その理由は狭い分野でのコミュニティに入ることでイケメンや美人がみんな人気を持っていくような事態になりにくいことと、共通の知識がお互いの懸け橋となっていくことが多いからです。
私は寺社が好きな人だけを対象にした婚活イベントを開催していますが、「仏教」を学んだ人に自分以外で初めて出会ったと言って、一週間でお付き合いが始まった方がいました。
また、いろんな婚活イベントで仏像や御朱印の話をしても引かれていたけど、同じ寺社が好きという価値観の合う人にやっと出会えたと言って、一ヶ月半で婚約が決まったカップルもいます。
趣味の話をしても誰もついてこない環境にいるうちに、自分のことをものすごく無口な人間だと思い込んでいた女性が、「自分がこんなに話すとは思っていなかった」という驚きの声を上げていたこともありました。
私はこうした広く一般には通用しないけど、特定テーマの集まりで一気に仲良くなれる力を、『特化コミュニケーション力』と呼んでいます。
通常、趣味が理解されない人は、知識を深めれば深めるほど周りに置いていかれます。ですが男女問わずそうした経験をしている人ほど同じ文化を理解している相手に出会うことで、人生の最大理解者になることもあるのです。
なので周りの環境に合わせて好きでもない話題の準備に振り回されるくらいなら、好きなことにとことん打ち込みながら趣味の合う集まりに飛び込む方が婚活は早道です。
自分は人の集まりに入っていけないとか、趣味の話をしても誰もわかってくれないという人は、もっと自信を持ってみてはいかがでしょうか? 最近、コラムが辛口ですねと言われたので、自信喪失気味な方向けの応援メッセージを書いてみました。
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