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歴史家安藤優一郎先生と増上寺散策コン (震災復興チャリティー)~江ゆかりの増上寺界隈を歩く~

 とんでもない事態になりました。3月11日に発生した東日本大震災。開催まであと一週間というところで起きた出来事でもあり、今回の寺社コンは実施すべきか中止すべきか非常に悩みました。

 が、あまりにも大きな被害に何かしたいという想いが重なり、急遽チャリティー企画として開催させて頂くことにしました。

 参加された皆様には趣旨についてご理解いただき、また増上寺三門特別拝観中止に伴うコースの変更や、電車の本数減便に伴う早めの現地集合など、様々な点でご協力頂きありがとうございます。

増上寺と東京タワー(地震で先が曲がってる)

 東京タワーの先端も、地震で曲がってしまっています。

 そしていつものレポートですが、集合は都営三田線の芝公園駅。駅を出るとすぐそばにあるのが芝東照宮です。この境内でまずは震災で亡くなられた方々への祈りを込めて黙祷し、参加者の自己紹介と今回講師を務めて下さる安藤優一郎先生の紹介をさせて頂きました。

 安藤先生は20冊以上の著書を持ち、ラジオや講演などでも引っ張りだこの人気歴史家。笑顔が気さくで、複雑な歴史の流れも楽しくお話して下さる、私の大好きな先生です。

 テーマは『江ゆかりの増上寺界隈を歩く』。2011年のNHK大河ドラマは『江~姫たちの戦国~』。これまであまり脚光を浴びてこなかった、影のヒロインとも言うべき人物にスポットを当てた注目作です。

 父は戦国大名の浅井長政、母は織田信長の妹・お市。姉は豊臣秀吉の側室・淀君であり、娘の千姫は秀吉の息子秀頼が嫁ぎ先。

 江戸幕府二代将軍・徳川秀忠の正室であり、長男は三代将軍・徳川家光。生まれた年に伯父の織田信長に父親を攻め滅ぼされ、大阪の陣では逆に徳川家の人間として、豊臣方にあった姉の茶々(淀君)や娘婿・豊臣秀頼の滅亡を見届ける。

 もうこの肩書きだけ見ても、歴史の激流に絶え間なくさらされ続けた人物だということがわかります。

 しかしそんな中でも、江戸時代を専門とする歴史家の安藤優一郎先生はこう言うのです。お江は「その運命を積極的に受け入れて自立し、戦国の世を生き抜いていたと見るべき」と。

 そこでお江(崇源院廟)、秀忠(台徳院廟)が眠る増上寺や近隣の寺社を散策しながら、江戸城と徳川将軍家の歴史について、安藤先生にお話し頂きます。

安藤先生の講義風景

 まずは芝東照宮。東照宮と言えば日光が有名ですが、徳川家康を祀る東照宮は日本各地にあるのです。東京(江戸)では徳川家に縁の深いお寺として増上寺と寛永寺がありますが、このどちらにも東照宮があります。その一つが、この芝東照宮です。

 安藤先生の説明では、境内にある奉納者の木札の筆頭に「徳川恒孝殿」という名前があり、この方は徳川宗家第18代当主とのこと。世が世なら将軍になっていたかもしれない人物ですが、こんなところにも江戸からの歴史が息づいているところが、東京の面白さかもしれません。

 そして一行は増上寺へ。今回の散策テーマはNHK大河ドラマで注目される波乱のヒロイン、お江。港区のイメージキャラクターの幟がはためいていましたが、増上寺はこのお江が眠るお寺です。

 お墓があるのは本堂の裏側にある徳川家の墓所ですが、こちらの前でお江に関しても解説をして頂きました。

 また増上寺には江戸中に音が響き渡ったという名鐘や、家康が信仰した黒本尊(阿弥陀如来)が祀られる安国殿など、みどころもたくさん。そうしたスポットについても、一つ一つお話下さいました。

港区の「お江」イメージキャラクター

 増上寺を出た後は近くにある金地院、東京タワーで行われていたお江の企画展、そして芝公園などを散策。芝公園では東京大空襲までもともとお江のお墓があった場所なども歩きながら教えて頂きました。

 また個人的に楽しかったのが、増上寺周辺に点在するかつての霊廟へと続く門の拝観。その配置から、江戸時代の増上寺の寺域の広さと反映ぶりがうかがい知れます。初めて見た門もあったので、とても勉強になりました。

 そして最後に大門の前で安藤先生とはお別れ。いよいよ次は懇親会に突入です。

 懇親会はこれまた盛り上がっていましたね。ですがやっぱり、地震のことを心配する声も多かったです。

 また以前にお姉さんが寺社コンに参加されたという方も来ていました。姉に話を聞いて、自分も参加してみたとのこと。お姉さんともども、良い方が見つかると良いですね。

 最後になりますが、今回の寺社コン収益+参加者から頂いた募金、さらには他のイベントで募った募金&私からも思い切らせて頂いて、合計10万円を震災復興の基金として寄付させて頂きましたので報告いたします。

 なお、寄付した先は、『フリースタイルな僧侶たち』です。寺社コンを中心に募金を募ったこともあり、お坊さん達の活動をサポートさせて頂くことにしました。またフリスタは今回、『アーユス仏教国際協力ネットワーク』を支援する形で震災復興に協力するとのことですので、足回りの良い復興活動に繋がるのではないかと期待しています。

 被災地域はもちろん、日本全体がこれから大変な時期を迎えます。そんな時期だからこそなお一層、前を向いて進めるように頑張っていきたいと思います。

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増上寺と東京タワー(地震で先が曲がってる)

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