婚活イベント後の同時並行デートが、不誠実ではない3つの理由
寺社コンで参加者からよく聞かれる質問の1つに、「お会いした方のうち、何人かと同時並行でデートをしても良いのでしょうか?」というものがあります。
これに対してほーりーは、「基本的にはイエス」と答えています。
もちろん男性にしろ女性にしろ、相手が複数人と会っていると知れば、良い気持ちはしないでしょう。中にはそれだけで不誠実と考える人もいます。主催者がオーケーと言っても、それを強要できるわけではありません。
だからこそ私の答えは「基本的に」という前書きがつきますし、いつもこの話をするときは「個人的見解です」と断っています。ただその上で伝えていることですが、そもそも婚活イベントで会った人とデートをしたからと言って、それは好意の表明でもなければ、恋人になることを約束したわけでもありません。
そこで今回は婚活イベント後に同時並行で何人かと会ったとしても、それが不誠実とは言えない理由をまとめてみます。
短時間で相手と付き合えるかを判断するのは不可能
婚活イベントは短いところだと3分くらい話しただけで、誰が好きかを投票することがあります。ほーりー的にはそれでは結婚には(ほぼ)つながらないと考えているため、寺社コンではなるべくじっくり話す時間を設けるようにしています。
しかしそれでも、長くて半日です。そしてその中でこの人と付き合いたい、結婚できると判断するのは無理があります。
もちろん、出会ってすぐに両想いになる人はいます。寺社コンでは1週間で付き合ったとか、1カ月で婚約した、初デートがご両親への挨拶だったなど、とんでもない早さで結ばれる人はいます。ただ、性格的にそんなペースで進める人は、ほとんどいないでしょう。
学校や職場で日常的に顔を合わせる相手にデートを申し込むのであれば、それは「あなたが好き」という意味も含みます。しかし婚活イベントで出会った相手にデートを申し込む(あるいは、受ける)ことは、「あなたと付き合えるか考える材料がほしい」という程度の意味です。
初デート=恋人になる表明という人以外が、相手に求めるのはフェアじゃない
最初のデートを好意の表明と定義すると、男性も女性も相手を誘う(あるいは受ける)ハードルが高くなります。しかし婚活イベントが結婚を目的としている以上、お互いが積極的に動き、かつ異性が動きやすくすることは礼儀です。
なのでその積極性を阻害するような要求(私以外と会うのは不誠実)は、回り回って自分の首を締めることにもつながります。
もちろんずっと同時並行でだらだら複数人と会い続けるのは論外ですが、自分は様子見段階なのに、相手にそれを認めないというのは逆に不誠実です。
恋愛エンジンのかかり方は、男女で異なる
これは誰でも当てはまる話ではなく、傾向としてですが。一般的に一目惚れしやすいのは男性です。
生物的には子どもを作るエネルギーコストが、男女には大きな差があります。なので男性は出会ったらすぐに好意を持ちますが、女性は慎重になるわけです。そこを理解しておかないと、特に男性は相手も自分と同じように、最初から好意を持っていると勘違いしてしまいます。
話が盛り上がったとしても、相手が自分を評価してくれることを言ったとしても、それだけで自分を受け入れてくれたと思うのは早計です。
初デートでいきなり朝から晩までのフル稼働スケジュールを組む方は、特にそこを注意した方が良いでしょう。
ということで、、、
初デートが好意の表明ではないからと言って、まったく興味も可能性もない相手と会うことはないでしょう。その意味で、デートすることは大きな一歩です。
ただそのせっかくの一歩を、相手の想定以上に解釈しすぎると、踏み込み過ぎて台無しになります。実際にそんな恋愛相談を、ほーりーはよく受けています。
相手が他の人と会っていたとして、嫌な想いが胸に湧いたり、自分は選ばれないかもと怖くなってしまうことは自然な感情です。ただしそれを相手にぶつけない程度の節度とマナーは、婚活イベントに参加する者として持つべきではと考えています。
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