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体力が続く限り歩く系男子は、デートでカフェに入ってケーキ食べた方がいいよ

デートアドベンチャー

これはまあ、本当にごく一部の人にしか当てはまらない話ですが。というか、20代の頃の私みたいな人にしか当てはまらない話ですが。

私は旅が好きで、独立してフリーで寺社旅の研究をしています。そんな人間なので旅行中は、とにかく時間いっぱいまで動き続けます。

一人旅の時は時間がもったいなくて昼ご飯を抜いたり、体力に限界が来てお寺の軒先で倒れていたことが何度もありました。大学時代の旅行サークルでは、あいつに散策コースを作らせると空腹のまま強行軍を強いられると恐れられていました。

で、そんな私にとって問題となってくるのがデートの時。20代の時の私は女性と歩いていても、カフェでお茶をするという行為の意味が分かりませんでした。

だってカフェに入ると、その分お寺や神社に行く数が減るじゃないですか。しかもご飯を食べるのですらなく、単にコーヒーを飲むだけです。話だって歩きながらしているわけで、わざわざ一つの場所に留まる理由がありません。

せいぜいが「たくさん歩いているから、体力回復も必要だよね」というのが、私の想像力の限界です。そもそも体力限界まで歩き通すというのは、デートではないことを悟るのに10年かかりました。

デートの定義

そんなわけで(?)デートの失敗エピソードには事欠かない私ですが、趣味に没頭しすぎる傾向のある人は、似た経験をたくさん持っているんじゃないかと思っています。

例えば

・彼女のパソコン購入に付き合うはずが、秋葉原中を連れ回してしまった

・サッカーの試合を見に行ったら、ゴール裏の熱狂的なサポーター席で声をからして叫んでいた

・デート中のご飯は気がつくと、いつもラーメン屋ばかりになっていた

・小難しい株式投資の理論を、一日中熱弁していた

デートアドベンチャー

相手の意見を尊重するという体の良い言葉に包んで、自分では何も決められない人も問題ですが、自分の好きなもの以外は見えなくなってしまう人は、趣味が相手を遠ざけます。

自分の好きなものを相手に知ってほしい、一緒に楽しみたいと思うのは自然な感情ですが、それを気になっている相手や恋人と共有する時には注意が必要です。そしてそんなに面倒くさいのであれば趣味は自分だけで楽しもうというスタンスの方もいますが、それはそれで相手に拒絶感を与えます。

熱烈な趣味を持つこと自体は好感度を上げる要素にもなるので、自分一人で楽しむときとは別に、他人と一緒に楽しむときのギアもあると魅力が底上げされますよ。趣味をデートに持ち込むときは、最新の注意を払いましょう。分かったか、20代の私。

追伸

デートアドベンチャー

この記事を書きながら、結婚してもアップダウンの激しい炎天下の山道を、妻と一日中自転車で爆走していた記憶がよみがえりました。「あれはデートじゃなく、アドベンチャーだった」とはへとへとになって神社で倒れた妻の言葉。この件に関しては、30代になっても成長が見られていない私です。

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