婚活が面倒くさくなる7つの理由と対処法
先日、婚活イベントに参加された女性から、恋愛からはしばらく遠ざかっているし、誰かを好きになれる気がしないという相談がありました。話を聞くと結婚はしたいけれど誰かと一緒にいる自分が想像できないし、面倒くさくなってしまうとのこと。一人でいる時間が長い人に、よくある悩みですね。
私は基本的に、恋愛や婚活は面倒くさいものと思っています。ものすごいエネルギーを使いますし、窮屈な想いもたくさんします。また、傷付いたりいやな想いだって少なからず起こります。
そうした面倒くささを受け入れてでも誰かと一緒にいたいと思うかは、完全に人それぞれです。婚活イベントを開いている私としては、そうした面倒くささに立ち向かってほしいとは思いますが。
ただ、こういうもやもやとした面倒くささは、整理することですっきりすることもあります。実際に「結婚したい。でも、面倒くさい」と言っている方も、自分でもどうしたいのか良く分からないようでした。なのでなんとなく面倒くささを感じる方のために、婚活のどんな部分が面倒くさいのかをまとめてみました。
婚活が面倒くさい7つの理由とその解決法
(1)婚活は基本的に失敗が付き物だから
婚活に失敗はつきものです。100%確実に上手くいく出会いなんてありません。それどころか10%の確率だって簡単ではないでしょう。多くの婚活イベントがカップル誕生率○%と宣伝していますが、あれはその場で無理やりカップルを作って上げただけの数字です。実際にそれだけの人が結婚どころか恋人になるわけでもないのは、ご承知の通りでしょう。
つまり婚活は多くの場合、失敗するのです。そして繰り返して出会ううちに、ひょこっと通じ合う人が現れ、結ばれていきます。それが1回目なのか、5回目なのか、20回目なのかは誰にもわかりません。
しかし繰り返し何度も上手くいかないと、心が折れます。それを回避するには、まず婚活は多くの人が苦戦すると認識することが必要でしょう。また、本当に心が折れてしまったら、潔く休むことも大切です。
(2)相手の心が分からないから
これは女性より、男性の方が多く感じているようです。簡単に言うと、相手の一挙手一投足に振り回されすぎてしまうのです。特に感情の起伏が出やすい相手とやり取りしているとよく起こります。
例えばメールひとつとっても、いつもより長く返信が来なかったり。そうかと思えばハートマーク付きのメールが来たり。そしてまた、ネガティブな内容になったり。それに対して一つ一つ心配して、自分に悪いところがなかったかなどと考えていると、疲れてしまいます。
そもそも、人の心は揺れ動くものです。そしてあなたとは全く関係のない要因(例えば仕事とか、体調とか)でも、相手の感情は変わっていきます。ついでに言うと、そうしたことを駆け引きとして行われる方もいます。それに対して毎回おろおろしていては、神経が幾らあっても足りません。
なので、あまり一つ一つの言動に囚われすぎないようにしましょう。
(3)婚活の場特有のノリについていけないから
婚活の場では初対面の方と多数出会います。そして男女それぞれがお付き合いできる相手を探しています。時にはとても殺伐とした場になることもありますし、回転ずしのように3分ごとにパートナーを変えて自己紹介などするイベントでは、それだけで気疲れしてしまいます。
そのような方は、なるべく様々な婚活イベントを比べてみることをお勧めします。場所によって参加される方や会場の雰囲気、進行の流れも異なりますし、その中で自分に合うイベント、合わないイベントも見えてきます。少なくとも楽しいとすら感じない場所で出会った相手と、長続きする可能性は少ないでしょう。
(4)服装に気を使う必要が出てくるから
男性はファッションがあまり好き(得意)ではない方に、女性は服装にこだわりの強すぎる方に多いです。一人であれば何の気兼ねなく過ごせていたものが、婚活となると気を使う必要が出てきます。なんとなく着る服が決まらなくて、人と会うこと自体がおっくうになるというのはよくあります。
これについても、出会いには様々な場所があります。あまり背伸びしすぎても後々出会った人とデートを繰り返すときに大変ですし、逆に自分だけ気合いを入れ過ぎて周りとの落差にがっくりしても、気が滅入ってしまいます。周りを見渡して自分が居心地よく過ごせるイベントに参加するのが良いでしょう。
ただ、男性の中には本当に服装に無頓着なままで婚活イベントに参加される方もいるので、それは少し考えた方がよいと思います。
(5)お金がかかるから
婚活はお金がかかります。イベントへの参加費用だったり、結婚相談所への入会費だったり。そして人と会えばデート費用なども含めて、少ない額ではありません。お金がかかりながら上手く結果が出てこないというのは、心が折れるのに十分な理由ではないでしょうか。
これについては、安ければ良いといえないのが難しいところです。ただし何十万円とかかるのに、明らかに結果が出にくいサービスもあります。これは有名な会社ほど(価格に多額の広告費が転嫁されているので)そうした傾向が強くなります。
ですので、もしも結婚相談所を選ぶとしたら、名前を聞いたことがあるからという理由だけでは選ばない方が良いでしょう。
(6)心地良いメールやLINEの頻度は人によって違うから
婚活イベントで出会った相手と連絡先を交換しても、人によってメールやLINEのペースは異なります。毎日送りたい方もいれば、数日~一週間に一度で良いという方もいます。
メールやLINEが面倒くさいと思われる圧倒的な要因は、どちらかがたくさん送りたいのに、もう一方は頻繁にやり取りしたくないという時です。付き合ってもいないのに、毎朝「おはよう」というメールが来ると、それだけで疲れてしまうという方もいます。
さらにLINEになるともっと深刻です。LINEはメールに比べれば短文なので、「おはよー!」「今日も良い天気だね」「これから仕事だけど、頑張ろう」「スタンプ」で、4回も携帯が鳴ります。朝、会社に行く準備をしているのに、そのたびに携帯がプルプル鳴ると、それだけでイライラが全開に達します。
なので、メールやLINEに対するスタンスは、最初から相手に伝えておくのが良いでしょう。もちろん押しつけではなく、相手のスタンスも聞いたうえで、お互いに心地良くできる間隔を決めておく。それだけで無用な衝突はだいぶ減るのではないでしょうか?
(7)自分の時間に相手が入ってくるから
人を好きになる上で一番面倒くさく感じるのは、自分のペースが保てなくなることかもしれません。(6)のメールやLINEもそうですが、週末のデートやそれに掛ける準備も含めて、自分の時間はぐっと減ります。
これはお付き合いする相手とはなるべく一緒にいたい派か、それとも自分一人の時間は確保したい派かによっても変わりますが、特に後者であれば、趣味の時間が全く取れなくなってストレスが溜まる方も少なくありません。
なのでこの場合には、相手も自分の時間を確保したい人を選ぶのがよいでしょう。または自分のやりたいことと相手と過ごすことを両立させるため、趣味が一緒の相手を選ぶのも(趣味の時間に一歩たりとも入ってほしくないという方以外は)一石二鳥です。
まとめ
誰かを好きになれる気がしないという方も、わざわざ婚活イベントに来られるということは、好きになりたいという意思があるのでしょう。その一歩を踏み出す方と踏み出さない方には、大きな差が生じます。出会いの場に足を運ぶことも、面倒くさいことを許容しない方にはできません。
そしてここでは面倒くさい原因とそれを軽減する方法をまとめてみましたが、最終的には面倒くささがなくなるわけでもありません。面倒くささを許容する、さらにはそうした手間を楽しむ。冷めた目で一歩引くか、それともそれも恋愛のひとつと捉えるか。スイッチは素敵な相手が現れて押してくれるものではなく、自分で押すものです。
私は、そんな面倒くささをいとわず前に進む道へと、主催しているイベントが後押しできる場になればと考えています。
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