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チベット砂曼荼羅コン

チベット砂曼荼羅

 チベット砂曼荼羅。私も前から見てみたいと思いながら機会のなかったテーマですが、相田みつを美術館で行われると聞いたのでいてもたってもいられずに、寺社コン企画に組み込んじゃいました。

 参加者は男性5名、女性5名。チベット砂曼荼羅というマニアックなテーマの割りに、今回は寺社旅はそんなに詳しくないよという方が多かったように思います。

 もちろん、そんな方でも楽しめるのが寺社コンです。今回のチベット砂曼荼羅は、大日如来を中心に117尊を描いた曼荼羅とのこと。

 しかしそんなこと知らなくてもこの鮮やかさ! 緻密さ! 何より曼荼羅に顔を埋めるように近づけながら、手に持った筒を叩いて細かく顔料を落としていくお坊さん達の、仏様に向けたまなざし。まさに感動的です。

 さらに途中でお守りの加持をして頂けたり、チャムと呼ばれる仮面舞踏を見たり。会場が激混みでずっと立ちっぱなしだったりと大変なこともありましたが、まさしくチベット仏教尽くしの一日でした。

破壇式

 そして、いよいよ破壇式。この砂曼荼羅は約一週間かけて作り上げられたものですが、それを完成したらすぐに壊してしまうのも、人が惹きつけられる理由かもしれません。

 会場に集まった人達が食い入るように見つめています。なんと砂曼荼羅を製作した部屋に入れるのは整理券を持っている方のみで、中には朝の6時から並んでいた人もいたとのこと。

 そこで残念ながら私たちは会場に設置されたモニターを通して破壇式に立ち会うことにしました。

 ほとんど身動きが取れない、人いきれの中。さらに関係者の挨拶が15分、そしてお経が20分ほど。限界です。ワタクシ、立つ事も座ることもできずに中腰のままでこの時間。砂曼荼羅は体力勝負と知りました。

 しかし、いよいよ砂曼荼羅が崩されます。これだ! この瞬間だ!! この一瞬に仏教の全ての無常が詰め込まれているのかもしれません。しかしその中にも永遠の美しさが凝縮されているのか。もはや、自分で何言っているのか分かりません(笑)

川に流す儀式

 そして破壇式が終わると、崩された砂(の一部)は、築地へ向かって隅田川へ。聖路加ガーデン内の明石町河岸公園で、川に流されました。

 これは平和を祈って龍神に砂曼荼羅を奉げる儀式なのだとのこと。

 どうせまたお経とか長いから、ゆっくり言っても大丈夫だぜと(結構、みんなふらふらだったので)話していたら、今度はあっという間に終わりました。

 築地まで来たのに、危うく見逃すとこでしたよ。あぶない、あぶない。

 そして最後はもちろん、懇親会。築地まで来たら食べるものは一つだよね! と、お寿司屋さんに直行しました。

 しかし今回の懇親会はせっかくのお寿司なのに、みんなまったりしすぎだぞ~!

 なんか、計画段階ではものすごくのんびりした企画だなと思っていたのに、実際には今まででも一二を争う体力勝負(しかもさわやかな疲れというわけでもない)となった今回のコース。さすがにみんな、疲れが出ていたのかもしれません。

 しかし、徐々に徐々にエンジンがかかり始め、最後にはかなり多様な恋愛感が披露されて、ようやくらしくなってきましたよ。まあ、苦難を乗り越えたこのメンバー。今後の発展を期待しています。

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破壇式

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