美術・歴史・日本酒という趣味が縁を取り持ったＫさんとＹさん

　ボストン美術館展コンがＹさんとのお付き合いのきっかけになったＫさんにお話を伺いました。Ｙさんとは美術や歴史、日本酒など共通の趣味が多く、住んでいる地域も近かったことから急速に仲が深まり、デートを重ねてお付き合いが始まったとのことです。そこでＫさんの寺社コン体験談とお付き合いに至る過程をお聞きしてみました。

■ボストン美術館展コン体験談（Ｋさん）

１．きっかけ

　職場で同僚や先輩の結婚ラッシュから2年前より結婚を意識するようになりましたが、仕事に夢中で彼女がいなく自分から動かないと出会いの機会がなかったので、パソコンで婚活の情報を検索して寺社コンのことを知りました。

　もともと寺社詣でや美術鑑賞が好きであり参加は今年1月から検討していたんですが、仕事がシフト制なため休みをとるか迷っているうちに締め切られてしまうことが多く、5月の「ボストン美術館展」コンにやっと参加できるようになりました。

２．当日の感想

　展覧会鑑賞は人によって見るスピードがまちまちですし、私が美術品をじっくり見るタイプなので、一人で見る結果になっても仕方がないと思っていました。しかし人と知り合うのが本来の目的だと思いましたので、今回参加するにあたって鑑賞半分で参加する心構えでいました。

　当日上野駅での待ち合わせの後で何人かの女性の方と挨拶し、声をかけると快く話をして下さり打ち解けることができました。博物館内で正式な自己紹介があった後、博物館の入場口を入る手前のところでＹさんと初めて挨拶しました。しゃれた黒の日傘をもち、おしゃれな方だと思いました。

　住んでいるところもそれほど離れていず、その場所が私も散策したことがありよく知っているところだったので、話しやすかったです。館内はＹさん含め女性2人と私で回ることが出来、ゆったりとそして全部回ることが出来ました。

　懇親会会場に行くときにも何人かの方も交えつつ、Ｙさんと話してました。歴史好きであること、美術や歴史の展覧会を見に行きたいとおっしゃっており、活動的であることに好感を持ちました。懇親会ではいろいろな方とお話できて、初対面なのにものすごく和気藹々としていたのがとても不思議でしたし、集まって飲んだりする機会が少ない私にとってとても楽しい時間でした。

　席を交代したときにＹさんと隣で話すことが出来、Ｙさんが日本酒がお好きなこと、以前住んでいたところが私が幼少時代に住んでいたところと同じだったことで話が弾み、Ｙさんよりアドレス交換をおっしゃってくださいました。アドレスを交換し、話をしながら電車で途中まで一緒に帰りました。

３．その後

　日本酒が好きだと聞いていたので合コン後の帰りに、私が前から行きたがっていた奥多摩の造り酒屋に一緒に行こうとお誘いしたところ、ＯＫをもらいました。それが初デートでした。

　いろいろ行く場所を調べ予定を立てていましたが、二人で造り酒屋に行き日本酒の利き酒をしたり、自然の中でいろいろ話をしながら風景を眺めていると、とても楽しくてゆっくりまったりとした充実した時間を過ごせました。

　その後メールのやり取りを重ね、何度かデートを重ねましたが、Ｙさんとは2人で食事しているときも料理を取りかえながら食べることができたり、次どこに行くかを2人で相談したりなど、自然体の自分が出せて2人でデートを作っていける雰囲気でした。食べ物の好き嫌いがなく趣味や相性が本当に合うと思い、今後もこの人とさらに深いお付き合いをしていきたい、一緒にいたいと思うようになりました。

　私が以前住んでいたところに「古民家園」のようなところがありそこでの夕涼み行事に8月にお誘いし、浴衣を着てデートしてくれたＹさんに「正式にお付き合いしたい」と告白しました。

　自分の思い出の場所での告白であり断られないかとドキドキしましたが、ＯＫをもらえ正式にお付き合いすることになりました。話を聞くと彼女も私が何も言わなかったので「今後どうしていきたいのか私も聞きたかった」とのことで、同じ気持ちだったんだなとびっくりしました。

４．今後について

　彼女とはデートを重ね今後は旅行に行ったりと、一緒にいる時間を増やしてお互いをよく理解していこうと思います。そしてじっくりと結婚に向けて準備をしていきたいと考えております。今後お互いがよいパートナーになれるのが理想ですが、そのためにもまず仕事やプライベートで自分自身を高めつつ、彼女と仲良くやっていきたいと思います。

　この場を借りて堀内さんや合コンに関わってくださっている皆様に御礼を申し上げます。寺社が好きで真剣なお付き合いを求めるなら、この寺社コンが一番お勧めです！　同じ趣味の方とは本当に話がしやすいですし、共通の体験をすることでよりお互いを知ることが出来、良い出会いがあると思います。まずは行動からですね！

　恋愛に臆病な方や引っ込み思案の人も、この寺社コンに参加されて勇気を出していろいろな人と話をされれば、おのずとよい人と出会うことができると思います。もちろん堀内さんやスタッフのみなさまの協力もありますから、心配しないでくださいね。今後寺社コンに参加される方によい御縁がありますことをお祈りしております！

■ボストン美術館展コン体験談（Ｙさん）

１．きっかけ

　女性の多い職場で働いているので、出会いの機会は自分で見つけなくてはと思っていました。私は寺社や遺跡など歴史ある場所が好きなので、趣味や関心が近い人に出会えたらいいなと思い、寺社コンに参加しました。

２．当日の感想

　初めはちょっと緊張していましたが、博物館に向かう途中でＫさんが笑顔で気さくに声をかけてくれたので、緊張が一気にほぐれました。館内に入るととても混雑していて、あっという間に他の参加メンバーさん達がどこにいるのか分からなくなってしまいました。私は、Ｋさんと女性メンバーお2人の4人で鑑賞してまわりました。

　Ｋさんは私たちに「どうぞ皆さん前の方で見てください。自分は後ろでいいですから」など、女性３人が鑑賞しやすいように気を配ってくれました。また、「ここで休憩しましょうか」など、疲れないように配慮もしてくれました。

　Ｋさんは途中でばったり参加メンバーと出会うと、笑顔で話しかけていました。その誰にも分け隔てなく接する姿を見ていて、Ｋさんはきっと近い将来誰かと幸せになるんだろうなと確信しました。でも、その時には、自分がＫさんとお付き合いすることになるとは夢にも思っていませんでした。

　懇親会では席替え後にＫさんとお隣になりました。話していると共通点が沢山見つかり、今日初めて出会った人という感じがしませんでした。

３．その後

　Ｋさんとはメールのやり取りを重ね、美術館や庭園などいろいろなところに一緒に出掛けました。趣味の話だけでなく、子どもの頃の話や、お互いの家族の話など、普段あまり人には話さないような深い話も、Ｋさんには自然に話すことができましたし、Ｋさんもいろいろな話をしてくれました。それがとてもうれしく、心の距離が近づきました。

　そして、二人だけで会いはじめて3ヶ月近くたった頃、私はこれからもＫさんと一緒にいられたらいいなと思っているけど、Ｋさんは私のことをどう思ってるのかな？　と気になりはじめました。

　こんな気持ちでいるのは苦しいので、次に会う時、思いきってＫさんの気持ちを聞いてみようと思いました。でも、その答えによっては、もう二人で会うことはなくなるのかも…と思うと、さみしい気持ちになりました。

　その日はＫさんに誘われて、夕涼みイベントに出かけました。Ｋさんのリクエストで私は浴衣、Ｋさんは甚平姿で登場しました。和な装いで歴史ある建造物をめぐる夏祭りは本当に楽しかったです。ここがＫさんにとって思い出の場所だということも聞きました。

　そして日が暮れた後、遠くにお囃子の音を聞きながら、二人で農家の縁側に並んで座って話をしていました。するとふいにＫさんから、正式にお付き合いしてほしいと告白を受けました。驚きましたが、とても嬉しかったです。

　Ｋさんも私に断られたら今日で最後になるかも…という思いで来ていたそうです。同じタイミングで同じことを考えていたんだなぁと驚きました。

　後日談ですがＫさんから、職場の先輩たちに私とのことを相談していたと教えてもらいました。その日に告白することも伝えていて、応援を受けていたそうです。私の知らないところで私たちのことを見守ってくれている人たちがいるのだと知って、あたたかい気持ちになりました。

４．御礼

　まだ始まったばかりの二人ですが、もっと理解し合い、お互いにとってかけがえのない存在になれたらいいなと思っています。また、今回の寺社コンではお友達もできました。これは趣味や関心が近い人達が集まる寺社コンだからこそだと思います。

　参加を迷っている方がいらしたら、ぜひ一歩踏み出されることをおすすめします。私は参加できて本当に良かったなぁと思っています。そして、この場をお借りして、素敵な出会いの機会をくださった堀内さんに心より御礼申し上げます。